当院で新しく取扱いを始めました、「がん遺伝子検査」についてご紹介させていただきます。
がん遺伝子検査は、少し前に、ハリウッド女優 アンジェリーナジョリーさんが、「乳がん」のリスク検査をされたことで話題になりましたので、ご存じの方もおられるかと思います。
「悪性新生物(がんなどの悪性腫瘍)」は、細胞がなんらかの原因で変異し、増殖を続け、周囲の正常な組織を破壊していく病気です。
厚労省がまとめた平成23年死亡原因でも「第1位」となっています。
がん検診や健康診断、人間ドックなどで行う「画像診断」は、通常、腫瘍が5mm程度の大きさにならないと見つかりにくいと言われています。
しかし、腫瘍になるまでには、長い年月をかけてがん細胞が増殖した結果という一面もあり、少しでも早い段階で、細胞のがん化をとらえることが大切と考えています。
この「がん遺伝子検査(CanTect)」は、
がん関連遺伝子とよばれる、正常細胞のがん化を促進する遺伝子や、がんの発生を抑制する遺伝子の活性状態を調べ、健常者の状態と比較することで、がん化の「リスク段階」を調べるという検査です。
当院では、がんは、生活習慣病の1つと捉え、リスク段階に合わせ、がん発症リスクを改善するための生活指導を行っていきます。
また、リスクが高い方についてはさらなる精密検査を行える専門機関をご紹介し、協力して対応させて頂きます。
いまあるリスクを、少しでも早い段階で捉え、リスクマネージメントしていくことが、非常に大切です。
ぜひご相談ください。

