5年とか10年というのは自分を振り返る時に、やはり節目になるものだなと思うのです。

 

 

 

ふと何かの折に過去のことを振り返ることがあります。

予定が立て込んでいたのがひと段落したときとか、季節の変わり目とか。

去年の今頃は何していたかな。

そんなふうにです。

 

 

 

そんな時に5年前は、10年前は?と考えるわけではないのです。

 

 

 

仕事のこと。家庭のこと。子供のこと。趣味のこと。

そして、自分の好きなこと。好きな人たち。

何かをもとに、その時々のエピソードや思い出を振り返り、さかのぼっていくうちに、自然と何年という節目にたどり着いていくのです。

 

 

 

 

 

この頃たどり着いたのは、仕事と家庭の10年でした。

職歴は30年近くなり、結婚は来年20年になります。

なぜこの10年なのかは、仕事を復帰(産休・育休)後の10年ということで振り返ったのです。

 

 

 

とても簡単には語れないくらい、いろんなことがありました。

それと同時に自分もずいぶん変わったものだと思うのです。

 

 

 

こうあるべき、こうするべき、これが正しい、これが自分なんだ。

 

 

そういった、~べきとか ~だ という断定や決めつけに自分で自分が苦しんでいたようなところがありました。

理想と現実とのギャップが、自分にとっては許せなかったのです。

 

 

 

 

この10年の前半5年は、こうでありたい自分 と 全然違う自分との間にいつもさいなまれていました。

当時は、こうでありたい自分にほど遠い自分を自己否定の連続。そこを何とか底上げしようとすると限界がくる。

ということの繰り返しであったように覚えています。

 

 

 

 

今なら

もっと楽にやれたのに。

もっと上手に立ち回れたのに。

もっと自分を大切にできたのに。

もっといろんなことを許せたのに。

 

そう思うことがたくさんあります。

 

 

 

ですが今はその頃の自分をよくやったじゃあないか。

と、やっと思えるようになりました。

未熟であったかもしれない。思い込んでいたこともあったかもしれない。

だけどあの頃は、精一杯であったと。

 

 

 

そんなこんなで、10年です。

 

 

 

 

今できることがあの頃はできなかった。

今なら許せることがあの頃は許せなかった。

これが成長するということ。

経験から学ぶこと。

 

 

 

 

これは以前から私が大切にしたいと思っていることです。

そして、ず~っと前から変わらず私が信じてやまないことです。