冷たい北風の吹く安曇野
いつものところ
大町白馬村方面
青空が気持ちいい
長野はドクターヘリをニ機運用している
主に東信と北信の範囲を受け持ち、佐久総合病院を基地病院とする『信州ドクターヘリ佐久』
中信と南信を受け持ち、信大医学部附属病院を基地とする『信州ドクターヘリ松本』
大町でドクターヘリを見かけた
消防との会合地点で救急隊から引き継ぎ、設備の整った病院へと飛び立つ
ドクターヘリの運用を世界に先駆けて開始したドイツは、日本よりも狭い国土に七十機以上の機体を保有し、出動要請から15分で現着する
交通事故等の救急搬送にその能力を遺憾無く発揮して、導入前の交通事故死亡者の数は3分の1に激減したという
ちなみに日本のドクターヘリの運航機数は(一年前になるが)、2020年3月で44道府県に53機が配備され、そのほとんどが厚労省(国)からの補助金により維持されている
ドクターヘリが生命の危機に対し、とても重要であることは認識しつつ、夜間と天候が悪いと飛べない(晴れて見晴らしの良い日にしか飛ばない)のがこれからの克服すべき課題だが、日本の航空行政は、回転翼機であるヘリコプターの飛行を有視界に限定している
固定翼機や自衛隊のヘリコプターのように計器飛行できれば、夜間や多少の悪天候でも飛べるようになる
たが、そうなると計器飛行できる機体の購入費用や、操縦士の教育(計器飛行の習熟及び、それに伴う夜間の飛行訓練時間の確保等)にも費用がかさむ…
しばらくは現状維持だな

