くじらの博物館に到着


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入場料は大人1300円(2014年の入場料金)

太地町が経営母体

本館のほかに館外施設として、
海洋水族館
捕鯨船資料館
イルカのショープール
天然の入り江を利用したくじらのショーエリア
シロナガスクジラの骨格標本がある
(捕鯨船資料館は現在陸揚げ展示されている捕鯨船 第11京丸が主な施設になるのだが、第11京丸は解体され、第1京丸に代わるとかで中には入れなかった)



イルカのショープール


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トレーナー体験ができ、サインを出すとイルカがジャンプ等の演技をしてくれる


クジラのショーエリア

決められた時間にトレーナー達複数がゴンドウクジラをパートナーにショーを行う


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マメ知識:以前、ここではメスのシャチが飼育され、ショーが行われていた

名前は「ナミ」

昨年(2013年)6月、名古屋港水族館に移ったのだが、今年2014年1月に亡くなった…

巷間 囁かれているのは、ナミが病気と知りながら、隔離して療養ということをせずに公開を続けていたからだと云われている…

5億で譲渡され、いずれは繁殖を視野に入れていたと思われるが、ひとりよがりの飼育展示になってなかったのか甚だ疑問だ

こんなことをやっていては、

「日本人はクジラを食べる民族だから、イルカやシャチをぞんざいに扱う」

というメッセージを発信したのと同じだし、そう取られても仕方がない



入場した直後、このエリアでショーが始まるとのアナウンスがあった

親子連れを中心にすでに観客は集まっている

親子連れ、彼氏彼女連れのなかに、野郎が一人でクジラのショーを見ている画も俯瞰で見ると溜息だよな…


ショーも終盤、風がなければ暑いのだが、それ以上に海風は冷たく体を冷やす

手に持っていたジャケットを着る

後ろがなにやらざわっとした

どうやら、ショーも終わりに近づいてきたこの時にやって来た上に、前の観客に対し、

「見えないから座れ!」

とのたまっている熟年の男

めんどくさいのが来た…まだ終わってないが、気分が悪くなる前にここを離れよう


博物館の中に入る

三階まで吹き抜けで、回廊式の展示だ

一階はイルカ、クジラの骨格標本や売店が主

撃ち込まれたモリの痕も明示されている標本もある

二階はクジラの各部のホルマリン漬けの標本が目につき、クジラの化石から進化をたどる展示もある

三階は太地町の古式捕鯨や近・現代の捕鯨の歴史とその手法や、食用だけではないクジラの用途、商業捕鯨禁止の経緯等、博物館ならではの学術的見解がある


近代まで、モリも小船で接近しての手投げだったのが、火薬発射式の「銃」になり、現代捕鯨では「砲」と呼んで差し支えないものと
なった

加えて動物福祉の観点から、銛に高圧電流を流して鯨を即死させるという技術もあるようだ


イデオロギーにまでなってしまった反捕鯨

日本各地に存在する、太地を始めとした沿岸捕鯨の町

果たして反捕鯨を唱える者達は、古式捕鯨の文化を理解した上での行動なのだろうか?