那智大社、青岸渡寺からの帰りの下り、途中幾つか石段がある

登りよりも下りの方がキツイ…
再び膝が笑いだす

神倉神社の時より盛大だ

ゆっくりと下りる

追い抜いていく人は荷物を背負い、トレッキングシューズという山歩きをする出で立ちが多い


駐車場に到着すると
観光バスの台数が増え、車列も相変わらず

気温も上がり、ソフトクリームを手にしている人が目立つ

上でも売ってたな…

ノボリを見ると黒飴ソフトとある

そういえばここに来るまで、電柱の小さな看板広告に「那智黒」というのをよく見かけた(伊勢では赤福だった)

那智名物とある

検索してみたら、碁石やすずりに使われる黒い石が『那智黒』としてこの辺りの昔からの特産品なのだが、
昭和47年(1972年)に関西圏で放映されたTVcm以降、黒飴の「那智黒」の方が認知度として高くなったようだ




次に目指すは太地町だが、那智勝浦町がどんなところか寄り道を決め込んだ


駅前にアーケード街があって、近くには温泉も有る

漁港と鉄道の駅が近い

バイクを降り、散歩してみる

海沿いの町特有の風景として、錆びたトタンが目に入る


イメージ 1



今の塗料は、以前に比べればだいぶ潮風や錆びに対して強くなってはいるが、やはり海からの風は金属を劣化させやすい




路地裏に目を向けると、駄菓子屋さんだろうか


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昭和40年代までは町中の普通の風景だったのが、今や絶滅寸前の貴重な存在だ




イメージ 3

昭和40年、喫茶店でのコーヒー一杯の値段は71.5円と言われている

平成26年が450円とすると約6.3倍

非常に大雑把ではあるが、今の1/6の規模で商売が成り立っていた(日経平均株価に至っては約1/10だ)


子供に駄菓子、大人にタバコ…

今は子供は少ないし、嫌煙に増税もあってタバコ離れは加速する一方

存在するのが奇跡に近い…

東京の月島にある駄菓子屋さん、まだ続けてるのかな…

  

散歩を終了してバイクに戻りツーリング再開

再び熊野街道を南下する

太地町までの海岸線は夏場、きっと渋滞するんだろうな、とても綺麗な海岸が続いている


太地町は和歌山県で1番面積の小さな自治体で、周囲を那智勝浦町に囲まれており、また、日本の古式捕鯨の地でもある

C Wニコルの小説、「勇魚」の舞台にもなった

前方に森浦という交差点の分岐路、道の駅たいじが目印(訪れた当時はサークルK コンビニをやめたのは英断だと思う)

右はそのまま熊野街道

左はくじらの博物館のある、太地町くじら浜公園へと向かう県道240号

左に曲がり、大きなセミクジラのオブジェを見ながら進んで行くと、陸揚げされた捕鯨船とホテルが正面に見え、さらに道を進むとくじらの博物館へと到
着する