志摩マリンランドから国道260号線を南下する
リアス式の海岸線で、崖が海に迫っている地形は、海に近いところながら山の中を走っている
途中曲がるところを間違えると、海岸線を左手に見ながら走っていたのが、気が付くと海岸線が右に見え、おかしいと思い、現在地を確認するといつの間にか北上していたりしていた
土地カンの無いツーリング先あるあるのできごとだ
一時間ほど走り、紀伊長島で国道42号線に再び合流
そこからさらに30分山あいを走り、峠を降りて視界の開けた先に、街が見えてきた
尾鷲市だ
先ず目に入るのが中部電力尾鷲三田火力発電所の大きな煙突
まるで出迎えてくれるようにも見える
山あいから降りてきて、一番最初の交差点を左折、JRの立体交差を下に抜け、日も傾きかけてきた16時ころ、尾鷲神社に立ち寄る
熊野古道とその周辺の世界遺産登録の対象とはならなかったようだ
樹齢千年を超える大きな夫婦楠が目印
道路側に覆い被さるような樹勢は遠目でも良くわかる
御祭神は素戔嗚尊(スサノオノミコト)
文化財として獅子頭がある
止まったついでに周辺の宿屋さんに電話するが、やはりどこもいっぱいだ
民宿の看板を掲げているところへ訪ねてもみたが、やはりにべもなく断られる
そんな中、とあるビジネスホテルに、
「空き部屋ありますよ」
の返事、時刻は17:00を過ぎている
直行!
朝食付きで前金¥6170
いろいろとツッコミどころ満載の宿だが、ぜーたくは言ってられない
バイクは屋根付きの駐車場に止められるし、ユニットバスにベッド、何よりイビキに悩まされることも無い
一休みと、ベッドに座りTVをつけるが、ところどころまどろんでしまい、何を見たかまるで覚えていない
まだ日が残る19:00、晩ごはんを食べに出る
JR紀勢本線尾鷲駅が近い
駅前なら晩ごはんを食べさせるところもあるはずだし、無ければコンビニだ
ふらりと立ち寄った居酒屋みたいなお店で、海鮮丼とサラダに、熊野名物のめはりすしをいただく
海鮮丼に目新しさは無い
新鮮さでいったら、料理自慢の民宿や釣り宿の方が良いだろう
混ぜ込みごはんを高菜の漬物で包んだめはりすし(すしとありながら酢飯ではなかった )
地域によって酢飯のところもあるらしく、各家庭によって味が違うのかもしれないな
20:00 会計を済ませ外に出る
辺りはすっかり暗くなり、昼の暑さがウソの様に涼しくなってきた
散歩がてら付近を歩いて見る
交通量はガクンと落ち、信号は点滅に変わっている
国道の向こう側にイオンがある
地元のスーパーをイオンが吸収したのが中に入るとわかった
歩いて、立ち寄ってみないとわからないこともある
時刻は21:00
宿に帰り、部屋に戻って湯船にお湯を貯めて入浴
じっくり浸かって疲れを取り、ベッドに潜り込むといつの間にか落ち
ていた
そうそう
糧となった生命に敬意と感謝を込めて
いただきます
そして、
ごちそうさま(-人-)