渥美半島の主要道である田原バイパスを伊良湖に向かう

周辺の緑は、新緑の黄緑色から濃い緑色へと変わる途中のような感じだ
あの独特の清々しさはすでにない

16:20伊良湖岬のフェリー乗り場に到着

併設して道の駅もあり、伊良湖港に接岸したフェリーから下船した、ツーリング途中のバイクや車が駐車場に流れていく

急いで伊勢湾フェリーの乗船カウンターへと向かい、16:30発 鳥羽行きの乗船券(¥4120)を求める

すでに車やバイクの乗り込みは始まっていて、この便を逃すと一時間後、17:30の最終便になる(思惑では16:00に到着して、この辺りを散策しているハズだったのだが…)

慌ただしく乗船し、


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船室への階段を登る

GWとはいえ、平日の金曜日とあってかそれほど人や車が多いワケでもない


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船室も空席が有る


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約一時間の船旅

天気も良く、波も穏やかだ

運が良ければイルカの回遊に遭遇することができるらしいが…残念ながら
イルカに会えなかった自分はどうやら「持ってない」らしい…



船内を落ち着きなく動き回る

30分後、航路の中間あたり、進行方向左側に島が見えてきた
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マメ知識:神島という名前で、三島由紀夫の小説 潮騒の舞台になった島

冷えた体を温める火の向こうで、少女が若者に向って叫ぶセリフ

「その火を飛び越えて来い、飛び越えてきたら…」

は、あまちゃんでもオマージュのセリフとして登場した


鳥羽に近付いてくると、遠くに入り組んだ海岸線や、養殖の筏が海の上に散見される

そして鳥羽市には、海上保安庁第四管区海上保安本部鳥羽保安部という施設があり、
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数隻の消防船や巡視船が駐留している

今度は右側に比較的大きな島、答志島が見えてきた(写真は無いが)


マメ知識:海賊大名九鬼嘉隆終焉の地

織田、豊臣と仕えた九鬼氏だが、関ヶ原で父 嘉隆は西軍に、嫡男の守隆は東軍に付き、敗れた嘉隆は逃避行の末、答志島で最期の刻を迎えた(家名存続のためだろうが、真田父子のエピソードに比べ、あまりにマイナーだ)




船は鳥羽港へと接岸する
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ここからは三重県 伊勢志摩だ

港を出て目の前の道を右に曲がれば国道42号、左に曲がれば国道167号線だ

右に曲がり伊勢市を目指す


マメ知識:浜松市から発する国道42号線は、渥美半島 伊良湖岬から鳥羽まで伊勢湾フェリーの航路が国道になる

海上国道とはいわゆる俗称だ
国交省の定める正式な名称というわけではない

伊勢市を過ぎ、松阪市まで一旦北上して再び南下し、一般に熊野街道と呼ばれ、紀伊半島をぐるりと巡って和歌山市へと向かう

ちなみにいちばん長い海上国道が鹿児島市を起点とする国道58号線だ

鹿児島市から種子島、奄美大島を経て沖縄本島へと続いていて、島と島の間のフェリー航路が海上国道

伊良湖港から鳥羽港までのフェリー航路は海上国道ということになる