日本の特撮ヒーローのコンテンツをアメリカの放送局が輸入し、アメリカに合わせてアレンジし、作品となったのが「パワーレンジャー」だ

子供番組に対するアメリカの放送コードは日本よりも厳しい

例えば、
「人間の死」
を連想させてはいけないために、敵側は頭、胴体、手足はあり、人間のカタチはしているけれどもモンスターと定義され、倒されるときは光に包まれるというコードギリギリの表現をしている

傷口から血は流れてはいけない

矢が刺さってはいけない
etc


オリジナルの戦隊もここしばらく、パワーレンジャーへの映像を意識してか敵側に素顔を出した役がほぼない
(キョウリュウジャーのキャンデリラ“人間体”やトッキュウジャーの闇の皇帝ゼットくらいか…)

最近のパワーレンジャーはオリジナルの戦隊と同じく、
「名乗り」
をあげるようだが、放送当初は、

「名乗って」いる間に撃たれるだろう

という、如何にも銃社会のアメリカ文化的な背景から無かったようだ



でも一番ショックだったのは、パワーレンジャーの敵に、仮面ライダーや往年の東映ヒーローが敵役で出ていることだった…



版元の東映がOK出したことに仕方ないとは思うが…


釈然としない


それともアメリカでは、(日本では)如何にも悪役なデザインのあの方達は受け入れられないのだろうか?