夜中に目覚め、表に出てみる
天守と内堀の一部しか残っていない松本城とは違う
オリオン座と冬の大三角がはっきり見える
北を向いたらカシオペアのWと、柄杓みたいな北斗七星
と、その横の小さな星まではっきり見える…
「天を見よ 見えるはずだ あの死兆星が!」
「な、なんと…我が頭上に死兆星が‼︎」
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余裕ありまくりだな…
テントに戻って寝直し寝直し
午前5:00、起きる
まだ薄暗い…
着替えてテントの中を片付ける
シュラフをたたみ、エアマットをたたみの…
ヘルメット、グローブ、タンクバッグ、シュラフ、エアマット、着替えの入ったビニール袋の六つにして、シュラフ、エアマット、着替えをツーリングバッグの中に押し込み、タンクバッグ、ヘルメット、グローブをバイクに…
カラになったテントを折りたたむ
テントをツーリングバッグの中に入れてバイクに載せる
6:45出発
朝陽が眩しい
泊まったところから近い彦根城
近くには彦根東高校や近江高校があり、運動部の朝練なのだろうか?制服姿の生徒達がお堀の道を歩いているのを多数見かけた
城の規模は さすが徳川四天王 井伊家の居城だけある
現存する天守は国宝、城郭内にある櫓等も国の重要文化財に指定されている
彦根城と言えば ひこにゃん
公演(?)
集客できるキャラクターなのがスゴい
ひこにゃんの公演告知の看板を見て感心しているところに、散歩中の人が教えてくれた
「中に入れますよ」
「え?まだ閉門中では?」
天守とか櫓とか、入場料の必要なところは閉まっているけど、天守とか二の丸のあるところまで登れますよ」
「そうなんですか?ありがとうございます、早速行ってみます」
中に入ってみると、敷地の中をジョギングしたり散歩したりしている人を見かけた
不規則な階段を登り、
天守へと向かう廊下橋
と天秤櫓
裏側に手すりの付いた廊下のある太鼓門櫓
天守
本丸から西を望むと佐和山
“治部少輔に過ぎたるものふたつ有り 島の左近に佐和山の城”
琵琶湖の東岸は、16世紀から17世紀にかけての日本の最重要地点だったのだろうと推察できる
少し北に向かえば長浜城(豊臣秀吉)
小谷城(浅井長政)
南に行けば安土城(織田信長)
ほぼ同じところに佐和山城と彦根城…
今回の旅は歴史がテーマかな…
天守から井戸曲輪に降り、
さらに黒門と呼ばれる門から内堀の外へ
玄宮園や楽々園といった大名庭園の横に、
二期咲き桜という桜があり、花をつけている
水戸藩脱藩の浪士がテロリストとなり、幕府の最高権力者を死に至らしめた
時間はその怨讐を超越する
この時期に桜か…
なにか良いことがありそうだ









