夜中に、水滴がポツリポツリと落ちる音に目覚めた
雨かと思って外を見ても地面は濡れてはいない…
気のせいか?
再び寝袋の中に潜り込む

午前4時、夜明けと共にスズメとツバメの合唱が始まる

起きだしてテントの出入り口を開けると冷え込んでいる
一気に目が覚めた
ボディペーパーで体を拭いて、早速昨日買ったTシャツを着てみる
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後ろ
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背中の1番上
「希望」
という文字に惹かれて買った
大事に着ようと思う

トイレと洗顔をして撤収準備に取り掛かる

フライシートに夜露が降りている
水滴が落ちるような音の正体はこれか

シートを陽の当たるところに移動し、撤収作業中に少しでも水分を飛ばす

エアマット、寝袋をたたんでいるところへ、朝の散歩中のじいちゃんが自分を見かけ話しかけてきた
「ここら辺、キャンプできなかったろ」
「そうなんすよ、駅長さんが見かねてここを貸してくれて…」

じいちゃんは昔ホンダ党、CBが愛車でツーリングをしていたこと、今もバイクに乗りたいらしく、XJR1300が良いなと言っていた

家族に反対されてるのかな…
確かに車よりもリスクは高いし、ホンの一部を除いて趣味の乗り物だしな

条件付きで認めてあげればいいのに
例えば
晴れの日の昼間、付き添いがあって往復80kmまでとか…
じいちゃんの同世代は人が多いからすぐにサークルとかできそうに思うけどな


じいちゃんが散歩の途中を思い出したようだ
「じゃあ気ぃ付けてな」
「ありがとうございます」

午前6時 準備も完了
駅長さんが出勤してきた
早くないか?それともGWの間だけかな?

「ありがとうございました  本当に助かりました」
「これからどこまで?」
「とりあえず海側を北へ…なにも決めてないんで…」
「松島は混むよ」
「?」
「駅を開ける準備があるから…気を付けて」
「ありがとうございます」
(このときはなにを言っているのかわからなかったが、行ってみて実感させられた)

次は仙台市をとりあえずの目標にしよう