白黒チビチビ元気です。
離乳期初めに離乳食のネチョネチョご飯を食べた後、自分たちで綺麗にするかと思って放置したら皮膚炎でハゲ散らかってしまったけれど(酷いね)
連日の丸洗いと本人達の成長で随分綺麗な猫になってきました。
おぼつかなかった足取りも、今ではスーパーボールが跳ねるように高速で自由に走り、ジャンプしています。
改めて見てみたら、まだハゲてる。本当にごめん。
ご飯の時にフリータイムを作るのですが、その時にそれぞれが探索を始めて歩きます。
私は座ってそれを見るともなく見ているのですが、伸ばして座る私の足に登り上がっては探索に出かけて、戯れあって転がるように走って戻ってきてはまだ私に登り、また部屋の端の方へ走って行きます。
たまに、上りあがりついでに私の顔を嗅ぎ、また走って行きます。
物を取りに立ち上がり、歩き始めるとそれについて走ってきて足にまとわりつき、わしわしと登ってくる。
親のように慕ってくる姿をとても可愛いのと同時に可哀想にと思ってしまう。
本来ならこれは親猫にしているのだろうと思う。
白黒チビ達は少し乱暴なくらいな感じの元気さがあって、親猫がいたらきっと怒られるレベルなのだろう。
私は猫ではないので、猫の叱り方ができない。
爪を立てて登ってくるところを首根っこを捕まえて引き離して撫でることしかできない。
噛みつかれて、それが強すぎると思っても「いてて」と言いながら撫で回すくらいしかできない。
私が育てると、ちょっと莫迦な感じの猫に育ってしまうのが本当に申し訳ないと思う。
今は食べるより遊ぶ方が楽しいらしく、ご飯もそこそこに子猫達は走り回る。
そして、先週はコードの束のところにおしっこをしていたが、今週に入ってからはケージの中に戻ってトイレを使っているではないか!!!
うんこしたりシッコしたりして、ちゃんとトイレを使ってからまた遊びに走り出ていく。
その成長のスピードに驚く。
だめかもしれないと言われた子猫達は皆無事に大きになってウェットフードを食べている。
大袈裟な言い方だけれど、奇跡を目の当たりにしていると思う。
生きているってすごい。
乳飲み子猫を見ていると、力尽きてしまう子が一定数いるのでどうしても死を意識してしまう。
そして、「頑張らせたい」と「どうしようもない」が心の中でいっぱいになってしまって、自分が頑張れなくなってしまう。
それは私にニーチェの言葉のを思い出させる。
“Beware that, when fighting monsters, you yourself do not become a monster… for when you gaze long into the abyss. The abyss gazes also into you.”
怪物と戦う者は、その過程で自分自身も怪物になることのないように気をつけなくてはならない。
深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ。
深淵ばかり見ていないで上を見なければ。