クロベェのお母さん | NNNの方から参りました。

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T町Hの案件最後の猫、去年5/20日にTNRされたさびママを再捕獲して保護した。

彼女は2020年5月19日に子猫を産んでそのあとすぐに捕獲器に入り20日に不妊手術を受けた。捕獲の前日までお腹が大きいことが確認されていたので堕胎の予定で捕獲をしたのだが、その時にはもう子供を産んだ後だった。

捕獲した日はとても寒い日で、子猫は絶望的だと思われていたが、夏になって彼女は5匹の子猫を連れて依頼者の庭に現れた。

冬になる前にと子猫達を捕まえて5匹中4匹が約束のお家へ帰った。

残りの一匹がクロベェ。最後まで捕まらなかった黒猫の子猫。一歳になった。


そして、さびママは依頼者の家に来たり来なかったりを繰り返しながら冬になり

冬の間は姿を見せなかったが春になって再び姿を見せるようになって、もう、次の年も外で過ごすのは厳しいだろうということで彼女を保護することにした。

この子を保護すればこの地区の猫はいなくなる。


一ヶ月ほどかけて捕獲器の中でご飯を食べることに慣らして油断をさせた捕獲予定の日の朝

いつもと違い、依頼者の家の向かいの家に現れてご飯をもらったという情報をもらった。

夕方、いつもの時間にさびママは現れなかった。

今日はダメかと諦めてご飯を下げにいくとさびママが捕獲器に入ったいたという。

連絡をもらい、結束バンドに持って依頼者のもとへ。

前回、捕獲器から移動させようとして逃がしてしまったので今回は捕獲器に入れたまま移動させて、逃げられないところでケージに移動させる作戦にしていた。移動中、万が一にでも逃げられないように入り口を結束バンドで止める作戦だ。


依頼者の家について捕獲器を確認するとちんまりとさびママが入っている。

逃げようとして暴れせいで目のあたりが赤くなっている。

緊張しながら結束バンドで入口を止めて車に乗せようと持ち上げると中で大暴れしている。

大丈夫大丈夫と声をかけながら運ぶ。


さびママにはまだわからないかもしれないけど

なにも警戒せずに眠れて、ご飯を探し回らなくて良い日々が約束されたのだ。


5/27

隔離期間のため実家の部屋にさびママを運んだ。

めちゃくちゃ怒っていて、こちらの言葉など聞く気どころか意思の疎通を拒否している様子だった。


5/28

トイレを横倒しにしてその中に入っていた。

ご飯に口をつけていない。

ハンガーストライキだ。


5/29

上にかけていたバスタオルを引き込んで、トイレの中に入っていた。

ご飯に口をつけていない。


5/30

朝、画鋲でとめいている猫砂飛び散り防止用のブルーシートが剥がされ、ケージに引き込まれていた。

ウェットフードが半分くらい減っていて一安心する。

今日、食べていなかったら点滴を打つ話を病院でしていた。少し食べているなら大丈夫だろうと、そのまま、新しいご飯を入れて病院に連れて行くのをやめた。


夕方、再び実家のさびママの様子を見に行くと、ご飯に口をつけていない。

猫を心配した、私の弟がさびママを見てくれると言ってくれたので弟宅へさびママ移動。


5/31

一晩中段ボール箱をちぎっていたがご飯に口をつけていないと弟から連絡をもらう。

夜、仕事が終わってからa/d缶をリーナルで伸ばしたものを持って弟宅へ向かう。

無理矢理口に入れてみるもまるで飲み込まない。口から垂れるだけだった。

しばらくさびママに話しかけるが反応はほぼない。

どうしようかと考えていると、

弟がさびママが動いたら録画するカメラの映像を見て、どうも何粒かはカリカリを食べているようだと確認した。

動画を見ると結構元気そうに動いている。

心配だがこの日はそのままにして帰ることにした。


6/1

webカメラを確認していると夕方になってウェットフードをモリモリと食べる姿が映った。

ほっと一安心。


遠隔から確認できるのは本当にありがたい。

今朝もご飯をしっかり食べてい流のを確認できた。

よかった。

次は人馴れ訓練・・・。