子どもがみんな
クリスマス会を楽しみにしてる
とは限らない
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私は、運動会もお楽しみ会も、クリスマス会も演劇鑑賞会も、全部楽しみで仕方ない子どもだった。
でも。
Rが幼稚園に通うようになって、初めて
「運動会が楽しくない子がいる」
「クリスマス会が嫌な子がいる」
というのを知った。
走るのが遅いからとか、そういうことではない。
むしろ、Rは親の私がいうのもなんだけど、本気で走れば超速い。
(まっすぐゴールできるかどうかは、別の話)
大音量でかかる音楽。
見慣れない旗。
たくさんの人。
運動会特有の雰囲気。
その場にいること自体が、泣くほど苦痛だということ。
おととい、幼稚園でやってくれたクリスマス会で、
「涙目になりながら、一生懸命その場に居たよ。
彼なりに、『今はこの場にいないといけない』っていうことと自分の気持ちと、頑張って折り合いをつけてるんだと思う。」
って、先生が教えてくれた。
今日、クラスのママさんたちが降園後にクリスマス会をやってくれた。
午前中から、ゼリーを作ってくれたり、飾り付けしてくれたり、親子で楽しめる企画を準備してくれたり。
でも、うちは参加しなかった。
なぜなら、Rは「普通じゃないこと」が嫌いだから。
きっとクリスマス会の場にいられない。
幼稚園だけでも苦手な集団生活を精一杯頑張ってるのに、降園後まで集団をさせるのはかわいそうという私の判断。
こんな時、参加しない私たちを理解してくれて、深追いせずに、
「そっか、そっか。
残念だけど、またゆっくりおしゃべりしようよ！
また年始ね。良いお年を！」
って言って送り出してくれるママさんたち。
本当に本当に有難い。
世の中には、運動会もクリスマス会も楽しめない子どももいるんだ。