自分はどんな人にも分け隔てなく接する偏見のない人間だ。

私だってそうありたいと思ってますよ。

 

だけど、外国から来た人は微妙な差別を感じるらしい。

 

見た目が日本人っぽくないだけで英語で話しかけられる。

何年も日本にいるのに「日本語上手ですね」と言われる。

 

これ、不愉快らしいです。

 

韓国生まれで2010年に留学生として日本に住み始め、アーティストとして活躍するMoment Joonさんのエッセイです。

 

「在日?」と言われる違和感や自宅の前で何度も職質を受ける友人の話など、日本人が気づかない差別意識を突きつけます。

 

日本の排外主義や同調圧力は、外国から来た人を悲しませると同時に、自分たちもを息苦しくさせているのではないかと感じます。

 

あなたが「何となく分かっている」ものは、実はあなたが想像するよりもっと複雑で敏感です。と理解させるのが芸術家の仕事です。

 

心ない言葉に傷つきながらも、日本で暮らしていくことを選択した筆者は自らを「移民」と称し、ひとりの人間として接してくれたたくさんの日本人に愛と感謝も記しています。

 

 

 

 

お読みいただきありがとうございました。