CMで有名人がおいしそうに飲んでるのを見てビールが飲みたくなる、レジ横にある小さなお菓子をかごに入れてしまう。
人はお金をつかうとき意外と合理的な判断ができないものです。
行動経済学を知って得られるメリット
1 マーケティングへの理解
2 マネジメント
3 自己実現
マーケティングへの理解は、モノを売るときだけでなく、買うときに役立ちます。
2択より3択のほうが売れる
人は極端な決定を避けたいので、真ん中を選びがちです。
松竹梅で出してきたら、真ん中を売りたいのかもしれません。
パンケーキミックスは卵と牛乳を入れる商品のほうが売れる
これは、手抜きしているという罪悪感を和らげる効果があるそうです。
自分の意思だけでなく、他人の目を無意識に気にしていることがわかります。
ネガティブなキャッチコピーに弱い
「まな板には菌がウヨウヨ」などのネガティブなキャッチコピーは恐怖心をあおり効果的。
脱毛、薄毛、デオドラントなどのCMも、周りの人は見てますよとあおることにより恐怖心を倍増させているそうです。
敵を知り己を知れば百戦危うからず
モノを売ろうとする人がどんな方法を用いてくるか、そして、自分の消費行動のくせを知ることで、より賢い消費者になれそうです。
マーケティングの神様、フィリップ・コトラーは「行動経済学とはマーケティングである」とおっしゃっています。
実はコトラーというハンドルネームの由来はコトラー先生です。
ブログを始めるとき、名前が思いつかず、日経の広告にあった先生のお名前をお借りしてしまったのです。
後々、マーケティングの権威だということを知り、なんてこったと思いましたが、後の祭り💦
すっかりなじんじゃったもんね、私が。
先生ごめんなさい。
コロナ禍で有効活用されたナッジ理論についても言及がありました。
挿絵が豊富で、マーケティングど素人の私にも分かりやすい本です。