「自然素材のスギ無垢材」の部屋で3日間過ごした男子学生は、自律神経の働きがよくなった。また、「ノンレム睡眠(深い眠り)」の時間も、ビニールクロスの部屋に泊まった学生と比べ、20分長かったのだとか。
小中学生を対象とした、畳の部屋とフローリングの部屋で学習効果に差が出るかという研究では、畳の部屋で問題を解いたほうが、同じ精度でより多くの問題を解答できたそうです。
家で過ごす時間が増えた今、自宅の環境が健康に与える影響は少なくないですね。
ジャーナリストの笹井さんは、色で室内にオンとオフを生み出すことを提案しています。
「室内にはとにかく色を入れること。白が多い、言い換えると『色がない』環境は、心身への刺激が少なく、やがては無気力や無感動になる可能性があります」(南涼子/日本ユニバーサル協会代表理事)
疲労を感じるなら「緑」
仕事の合間に観葉植物を見るだけでも癒されるという報告もあるそうです。
「黄色」や「オレンジ」には不安や恐怖心を和らげる作用が。
家族がいるなら、だんらんの場にもってこいだし、一人暮らしなら孤独感を和らげるといいます。
タブーなのは青と緑の組み合わせ。
うつの度合いが上がり、活動レベルが下がることが報告されています。
女性はベージュや灰色の環境では能力が低下し、男性は紫の環境で作業効率が低下することも確認されているようです。
なんかやる気起こらないなと思ったら、お部屋の環境、見直してみてもいいかもしれないですね。
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