雑誌『レタスクラブ』に連載されたマンガが単行本化されたもの。
子どもが同じ保育園に通う、春ちゃん、ヨリちゃん、友ちゃん、有紀ちゃん。
家庭の事情や年が違っても仲良しの4人組。
ある日、優しい夫、理解のある姑と暮らし、みんなにうらやましがられる商社勤務のキャリアウーマンの有紀ちゃんがいなくなったことから、なんだかみんなの関係もうまくいかなくなって……
仲良しでいつも一緒なのにお互いのことを何も知らないということに愕然とするメンバーたち。
ママ友って大変だな~なんて、他人事みたいに読んでいたら、これってどこにでもある話では……
少しずつ明らかになる4人の本音。
そして、有紀ちゃんの行方は?
あとがきによると、『レタスクラブ』の読者は「幸せな奥さん」というイメージがあるので、不穏な本作を発表するのは勇気が要ったとのこと。
すべてを置いていなくなってしまった有紀ちゃんは不幸なのか。
ほんとはみんな、有紀ちゃんになりたい?
心をざわざわさせながら読みました。
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