すみません、朝から
また、タイトルが“裸”
私がつけたんじゃないですから(笑)
本のタイトルなんです。
文豪が泊まった温泉宿を文字通り50軒紹介しています。
文豪もいろいろな温泉に泊まったことがあるでしょうが、紹介されているのは1人1軒
小林一茶 湯田中湯本(長野県・湯田中温泉)
川端康成 湯本館(静岡県・湯ヶ島温泉)
山本周五郎 湯元 不忘閣(宮城県・青根温泉)
宿のデータが写真入りで文豪のエピソードとともに紹介されています。
例えば、小林秀雄は長野県・下諏訪温泉の「みなとや旅館」で何度も満室で断られたとか
尾崎一雄は長野県・上高地温泉の「上高地温泉ホテル」(これ行ったことあるかも)でオフシーズンに格安で連泊したとか
文豪が泊まった宿なんて、宿にとっては自慢だろうし、誰でも知っているものと思いきや、資料がなく取材に難航したケースもあったそうです。
こうした本も地道な調査でつくられているのですね。
本書には2017年11月から2019年5月まで、週刊朝日に連載された宿から、厳選して50軒掲載されているそうですが、単行本化は感慨もひとしおだったのではないでしょうか。
あとがきによると、「多くの文豪たちが、これらの温泉宿で、文字通り“裸”の自分をさらけ出している」そうです。
本日もお読みいただきありがとうございました。