黒柳徹子さん著書の「トットひとり」を読みました。

今は亡くなってしまった、黒柳さんが親しかった昭和の時代に活躍した方々を回想した作品。

テレビで見ている黒柳さんの印象はたまねぎ頭でとても派手なドレスを着こなして難問もなんなく解答してしまうちょっとというかかなり個性的な方という印象。

それが文章を読むとそういうテレビの印象ももちろん含みつつ、とても物事を深く捉えて、そして親しい人たち、というか「人」を大切にする方なんだなぁと感じます。

元々女優さんなのにどうしてドラマに出なくなったのか、そしてどうしてあの「たまねぎ頭」で居続けるのかという理由も書かれていて、あぁ、視聴者である私たちにそんな配慮をしていてくれていたんだなということもわかります。

親しい友人たちを亡くしてしまった悲しさ、寂しさをこんなにも愛情を持って回想してくれているんだもの、書かれた方々はきっと天からわいわいと喜んでいるんだろうなと思わずにいられません。

少ししんみりするけれど、読んでよかったなと思いました。

いやー、それにしても表紙の若い頃の黒柳さん、セクシーですねぇ。素敵♪