昨夜からゆるゆると雨が降り続き、絶好の読書日和です。
「僕らはまだ、世界を1ミリも知らない」
を読んでみました。
起業した会社を卒業し、約2年かけて世界50ヵ国を旅しながら現地のビジネスマンたちや様々な人々と交流した出来事をまとめた本です。
FacebookやTwitterで旅のリアルタイムを載せていたり、現地の宿泊場所もホテルなどではなく、基本的にネットで交流したタダで泊まらせてもらえるところだったり、ネットを駆使して世界を旅している姿はなんだかバックパッカーなんだけど泥臭くなくてある意味とてもスマートに感じます。
ここからは感想というより私が思ってることになるのですが、
わかってる、知ってると思ってることって案外何も知らなかったりすることが多い。
今、というより昔から中国や韓国とは日本は仲が悪いけど、っていうかマスコミがそうなるように煽ってるのも多々あって、
実際に韓国に行くとこんなに親切なの?!っていうくらい韓国の人たちが親切でビックリしたりする。
逆もまたしかりかも。
私が働いている(今は産休中だけど)会社は中途で入ってくる人材は中国人が多くて、
みんな何ヵ国語も話せて優秀。
その中でも、とても誠実な人もいればよくそんなウソつくよね、っていうわかりやすい保身のための嘘をつく人もいたり。
これも個人でバラバラ。
一概にひとくくりには言えない。
作者は世界を旅しながら固定観念を何度も覆されて、
日本の弱み、強みを皮膚で感じてきたことを綴っています。
普段生活してると○○ってこうだよね、物事でも人のことでもそうやって決めつけてしまった方が生きるのに楽し自分の価値観を守るのに安全だしその方が考えなくていいからそうしてしまいがちだけど、
やっぱりそういうのはもったいないな、とこの本を読んでると感じます。
まあ、思考を拡げすぎると収拾がつかなくなるからある程度のところで収まってる方がいいのかもしれませんが。
半径数十メートルで生活している日々ですが心がグッと引き寄せられた1冊でした。
ミャンマー、また行きたいなぁ。