マンションのライブラリースペースにあったので読んでみました。

藤田宜永さんの「いつかは恋を」。
ざっくりとあらすじ。
夫に先立たれ、小さな金型工場の社長として生きる久美子。
ある日舅の迎えに行くために乗り込んだタクシーの運転手、寺坂と出会い、久美子の静かだった人生が何十年も前の恋を思い出し少しずつ動き出す。


恋をしたくなりました。って爆弾発言?!

久美子さんは57歳なんです。
世間的には愛だの恋だのって言ってる年齢ではなくお孫さんの子守り、孫自慢なんかしてるような年代なんだろうな。

決して肉欲に走るわけでもなく、ゆっくりゆっくり長い階段を一段一段と上るように二人の関係が狭められていきます。

一生懸命に生きてきて、そしていろんな紆余曲折があって、そして出会った人とこういう恋もきっとありなんだろうな。

うん、恋は若者の特権なんかではないのだわっ!

私がこの年齢になるのはまだまだだけれど、
ひとつひとつの自分の中に沸き起こる感情を大切にしたいし、いつまでも恋をするっていう気持ちを持ち続けていきたいなと思うのでした。

写真、逆さになってしまった…。
ま、いいや。