7月12日の土曜、渋谷へ大好きな大好きな大好きな新納慎也さんと、歌舞伎でご活躍されている尾上松也さんの二人舞台、『ハナガタミ』を観てきました。

この日はまつやくんファンの母も『ぜひ行きたい!』と名古屋から上京。

ざっくりあらすじ。
数ヶ月後に結婚を控えた男性(名前忘れたー。役は松也さん。)がここ最近同じ夢ばかり見る。
その夢では男性は若い女性で、恋人であろう男性の話を静かに聞いている。
その夢にただの夢だけではない、何かがあるのではないかとカウンセラー(新納さん)の元を訪れ、週に1度夢での出来事を話し、本当の意味を探していく。
さて、夢から出した男性のこたえは?

感想。
私はめちゃくちゃ、ものすごく面白かったです。
こういうテイストの舞台、大好きです。
1時間半があっというまで、え?!もう終わり?まだ30分くらいしか経ってないんじゃないの?
と思うくらいでした。

前世で結ばれることが叶わず、生まれ変わってもどこに生まれようともお互いを探して一緒になろうと約束する男女。
そして現世で女性は男性に生まれ変わり、約束を夢という形で思い出す。
運命の恋人を探すのか、答えが最後に緩やかに出されるのですが、あ、そうだね、それが、その答えが一番いいよね、と静かな気持ちで感じることができます。

誰しも子供の頃に描いた夢があり、それを忘れてしまう、もしくは何らかの原因があって封印してしまう、あると思います。
でも月日を経て、その思いがふと心の奥底から溢れてきたり、形を変えて出てきたり。
その思いを大切に逃げることなく向き合えるかってこと。

すべては自分自身を知ることにも繋がるんですよね。

終わった後にも心にスーっと染み込んでいく何かがありました。

素敵な素敵な舞台でした。