ふと借りて読んでみました。
 

江國香織さんの「スイートリトルライズ」

 


 

3年前に映画にもなってたんですね、全然知りませんでした。

 


 

趣味が高じてテディベア作家になった瑠璃子は結婚して3年。

 

夫の聡は仕事から帰ってご飯を食べると自室に鍵をかけてゲーム。

 

お互いに少しずつ気持ちが遠くなる一方、お互いに別々の相手と恋をする・・・。

 


 

二人が交差しながら話しが進みます。

 


 

なんとも言えない気分。

 


 

お互いに別の相手と恋をしているんだけど、決して離婚をしようとも思っていない。

 

言葉ではとても言い尽くしがたい夫婦の関係がそこにはあります。

 

帰る場所、を揺れながらもちゃんとわかっているというか・・・。

 


 

「人には守りたいものに嘘をつくの。あるいは守ろうとするものに。」

 


 

二人だけの関係とは別に恋をすることによって相手にいつもより優しくできたり、また相手の良さを改めて感じることがあったり・・・。

 

結婚してるから恋しちゃいけないわけはないのかな・・・とこれを読んでると貞操観念とかいろんな常識と言われてるものがグラグラ揺らぎます。

 


 

ま、国によっては一夫多妻制だったり一妻多夫のとこのあるみたいですし・・・。

 

日本も欧米のキリスト教文化が入り込んできたから今のような制度だったりもするわけで。

 

と言いながら明治初期辺りだったら不義密通でお縄だったりアラブの方なら死刑だよ・・・。

 


 

ま、それは置いといて、大切だと思える人って一人って決められなかったり、

 

気持ちは常に変化していくわけで、そうなると関係性も変わっていくよね、どうしたって。

 


 

結局何が言いたいのかさっぱり自分でもわかりませんが

 

私は瑠璃子の気持ちも聡の気持ちも共感はできないけど理解はできました。

 


 

でもさ、人のもんはどーでもいいって思った方がいいよ、絶対に。

これに尽きます。

3年ほど前に映画にもなってるようです。知らなかったー。
好きな中谷美紀さんが瑠璃子なので(うん、イメージぴったり!)
今度レンタルしてみようと思います。

恋ってーうーん・・・と悩みたい方は読んでみては?

でも現実は人のもんはどーでもいいと思った方がいいでっせ。(も一回言っときますー。)

ではでは。

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