青山円形劇場へ「音楽劇 オリビアを聴きながら」を観てきました。
題名でご想像がつくように、全曲尾崎亜美さん作の曲でした。
尾崎亜美さんの曲って半分、わかる、半分はわかんない、な。
知らない曲でしたが、いい曲だなぁ、となんだかセンチメンタルな気分になったり。
ベタベタなラブストーリーを想像して行きましたが、全然血がった・・・もとい、違った!!
中堅不動産会社に勤める40代中年男性が美人ピアノ講師を目当てにピアノを習うことにする。
が、ピアノ購入の契約をした途端、勤めていた会社が倒産。
主人公の中年サラリーマンがピアノ講師に昔の彼女との出来事を話す中で、
リストラされた、今、やるべきことを思い起こす、といった話、かな・・・。
現代と昭和の時代が交差しながらストーリーが進みます。
暗くなりがちなストーリーですが、尾崎亜美さんの曲で緩和されるし、救われます。
彼の昔の彼女が彼に怒鳴った言葉、それは今この現代に生きる日本人すべてへの
メッセージだと感じました。
長いモノに巻かれて自分の意見もなく生きていくことが幸せなのか。
問題意識もなく流されていいのか。(アメリカの日本における基地問題、原発問題、領土問題などなど)
震災後、みんなの意識が少しずつ変わってきてるけど・・・難しいですよね。
主人公の三木眞一郎さんってアニメBLEACHの浦原喜助役の声をされてるんですね!
知りませんでした。
こんなところでBLEACHに繋がった!
素敵な役でした。
館形比呂一さん、金髪ゲイの役でしたがダンスで魅せる肉体美、ミケランジェロみたいです。
小牧祥子さんと柳瀬大輔さんは四季出身なんですね。
歌がうまいっ!
みんなが自暴自棄になってるときに、小牧さん演じるピアノの先生がピアノで弾き語る曲がとってもステキで、あの曲、もう一度、聞きたいな。
近いうちにレンタルショップに行かなくちゃ!
でも題名が・・・。全部借りなくちゃどれかわかんない・・・。ゴーン・・・。
こんな時代だからこそ忘れてはいけないことがある、それは何か、そんなことを改めて教えてくれた舞台でした。