そして夕方からは井の頭線の東大駒場前で降りて、こまばアゴラ劇場へ。
最近小劇場へも足を運びつつあります。
よりディープな演劇世界へ足を踏み入れつつあり、かな?
中原正一さんの「NMSグレイテストヒッツ」6種類のお芝居があって、私が選んだのはこれ。
二人芝居の「神様それではひどいなり。」
ざくっとあらすじ。
冴えない40代のオタク中年オヤジが電車内で見た女性に恋をした。
最初は痴漢と間違えられたところからお互い顔見知りになり、彼女の引っ越しを手伝うことで二人は恋人同士?になる。
ただ彼女には何か謎があり・・・。
観る予定の方はネタバレになるかもしれないのでご注意を。
あと、生意気発言、あるかも。ごめんなさい。
ド素人の感想なので読んでスルーしてください。
美人だと何かと世の中得することって多いんですかね?
よくわかんないんですけど。
私自身はあいにく父親似でまた父の妹、叔母にも似ていて、二人を生まれてこの方一度もかっこいいとか美人だとか思ったことがないのです。
だからそんな二人に似ている私自身も決して美人ではなく、非常にコンプレックスの塊だったりするわけで。
まあ、顔まるごと整形したい!とまでは思わないから普通なんだろな、と自分自身では思ってたり。
性格が天然でわがままで人を振りまわす、と親しい人達にはよく怒られるので、そのたびに反省したり。
なんかね、美人であることを欲した彼女はその美貌を手に入れたのに心の底からは満たされなかったわけです。
美人なのはとってもよくわかりました。
ただ、役としてあまり魅力的じゃないんです、残念ながら。セリフがさらーっと流れていくからかな。
よくわかんない。淡々としすぎてて、それがキャラなんだろうけど、彼女の奥の影が見えてこない。
最後、絶叫して泣くんですけどあー泣いてるな、くらいにしか感じなかった。
そして毎日女性のアパートへ女装をして通う男の気持ち、今一歩押しが弱い感じ、これじゃあモテないよね、と思いつつ、なぜ彼は彼女の家に通いつづけたんだろう。
「好きだから。」
この思いの強さがいまいちインパクトがなかったなぁ・・・と。
容姿ではなく彼女本人、彼女の中身そのまますべてを受け入れてる、というにはうーん弱い。
ここ、もっと観客が泣けるくらいグッと気持ちを持っていかれてもよかったのになぁなんてちょっと生意気なことを思ってしまいました。
でも男性の女装姿が気持ち悪くて、でもその気持ち悪さ加減がこの物語の内容とマッチしていたんですよね。ってよくわからないですよね。
二人芝居って難しいですね。
私は素人だから観て感想をいうことしかできないけど、ひいきの役者さんが出てるとか出てないとかそういうのは関係なく真っさらの気持ちで舞台を観てるつもりなんですけど、やっぱり好きな俳優さんっていうのは観ているこちらも気持ちをその舞台へ引き込んでくれる威力とか魅力とかがあるんだな、と改めて感じました。
だから舞台も何度も足を運びたくなるんだね。
なんだかとっても辛口な感想で申し訳ないです。
ホント、そんなに読んでる方はいらっしゃらないと思いますが、読んだらさらーっと流してくださいね。
ではでは。