2012年2月29日うるう年の日に三軒茶屋、シアタートラムで「ロマンサー」を観てきました。


蓬莱竜太さんの脚本だし、彼のホームグラウンドのモダンスイマーズの公演だし、佐藤めぐみさんの演技も見てみたいしという理由。

モダンスイマーズとしての公演、初めて観ました。


イケメンはいません。(すみません!!)


笑い、ほぼなし。


ガチ芝居。


休憩なしの約2時間、どんどんその世界に引き込まれました。


あらすじは割愛します。

なんかすごいもの見せてもらったなぁという感じです。
蓬莱さんって改めて素晴らしい脚本家なんだな。

言葉選びが巧みだし、言葉として書かれていない裏の情景がしっかり見えてくる。
きっとそれは役者さんたちの技量だったりもするんだろうけど。


実は私、ストレートプレイってミュージカルより好きじゃないんですね。
でもって、小劇場系の舞台って変に笑いとろうとしてふわふわしてたりちょっと下品だったりするのもあるでしょう?って偏見ですな、ごめんなさい。

モダンスイマーズはちがった!ってすみません、初心者ですので許してくださいね。


なんかね、この舞台、ものすごく人間臭いんです。
独占欲とかエゴとか、そういう人間の嫌らしさも出てきて、しかもなんていうんだろ男女の性もリアルっていうか、動物として、かな、うーん、本能で求めてるというか綺麗には描かれてない。
そしてそのものズバリの言葉では書かれていない、だから一層官能じみてくる。


Triangle とは真逆の世界です。


母役の石田えりさんがあることを告白するシーンがあるのですが、ガガガっと気持ちを持ってかれました。
感情をあえて抑えてる中にある彼女の何かがわかる瞬間、生つばゴックン、でしたもん。(嫌らしいことじゃないですよ、念のため。(>ω<)/)


かなり面白いです。


今回の舞台が3部作の1作目だそうです。

次回、新納さんとか出てくれないかな。


というわけでロマンサー、かなりのおすすめです!!

では!d(⌒ー⌒)!