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日曜日の昨日は、北千住、シアター1010へミュージカル「サイドショウ」を観てきました。

北千住、そうそう行かないと思っていたら今回も宝塚大好きで樹里さんの大ファンの方にお誘いいただき行くことに。

遠いと思ってたけど1時間かからないことに気付く。(気付くのおそっ!!)


ざくっとあらすじ。

実話が元になってるそうです。


結合双生児のデイジー(樹里咲穂さん)とヴァイオレット(貴城けいさん)は見世物小屋で化け物扱いを受けていたが、ミュージシャンのバディ(吉田朋弘さん)とプロモーターのテリー(下村尊則さん)に見出され仲間のジェイク(吉原光夫さん)と共に見世物小屋を脱出し、ショービジネスの世界へ。

歌のうまい彼女達は人気を博し、大きな成功を収めるが彼女たちの本当の幸せとは?


樹里さんと貴城さん、背丈もスタイル、メイクなど、すべてがそっくり、衣装も左右対象、本当にくっついた双子のようでした。

衣装が場面場面で変わるので見ていてとっても楽しい。一体何着着替えたんだろう?っていうくらい衣装が変わります。またその衣装、どれをとってもとってもかわいいんです。そそるー!!


また楽曲が素敵。出演者の方みんな歌がうまくて音に厚みがあって聞いていて安心します。


手ごたえのあるミュージカルを観たな、っていう充実感がありました。


元劇団四季の下村さんや光原さん、お二人が在団されていた頃は四季もちょこちょこ、特にライオンキングをよく見ていたので、「おおおースカー!!」「おおおームファサー!!」と違うところで感動。

そのままライオンキングできちゃうのに、って思ってました。声に迫力あるー!!


今の時代ならきっと分離手術してデイジーもヴァイオレットも普通の暮らしができたのでしょうが

当時1930年代、人権とか無視だしね。


デイジーとヴァイオレットの恋もとても考えさせられます。


「見た目じゃない本当の私を見て。」


難しい。本当に難しいって思う。

普通の健常者だって見た目に服のセンスに肩書きとか年収とかいろんなことをひっくるめて評価される。

人って見た目の第一印象、30秒でその人の評価70%は決まっちゃうらしいですよ。

同情するのは簡単だけどじゃあその人の人生全部ひっくるめて引き受けるっていうことはものすごく難しい。

私はスカー、ちがった、テリーのデイジーを愛する気持ちとはまた別にたじろぐ気持ちの方が理解できました。

本当にヴァイオレットのことを愛しているジェイクの身の引き方にホロリ。


最後は切ないっていうよりはドンッ、と気持ちを谷底へ突き落されました。

え?!って感じです。


今日、千秋楽だったのですが、貴城さん急病の為公演中止だそうです。

早くよくなりますように。


大阪公演があるようなので、よければお近くの方はぜひ!!