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昨日は会社が休みだったので帝国劇場へミュージカル「モーツァルト!」へ行ってきました~。


ヴォルフガングは井上芳雄さん。


衣装が前回と比べてずいぶん様変わりしましたね~。より今っぽくなってた。

そして、以前だと今っぽい格好をすると芳雄くんって「着させられてる」感があったのですが、

今回はちゃんと(言い方変?)着こなしていてホッとしました。(ごめんなさい。上から目線で)




芳雄くん、やっぱ好きだ~。

ミュージカルって歌うから自然と歌うだけになってしまってる方が多いと思うんです。

でもここ数年の芳雄くんは演技をしながら歌も歌う。そしてその歌も違和感ないし、すっごく素敵。

ストレートプレイに出て蓄えてきた力がここで出てきましたね~。

女の人といちゃいちゃしててパパに見つかってしまうシーンも違和感なくなってる。にひひ経験、積んできたかなーなんていらない想像までしたりなんかして。

あとね、今までは普通の人はヴォルフガングで天才は作曲をし続けるアマデ、と切り離して観ていたのですが、昨日はその二人が一体化していてどちらかが死ねばもう一人も死ぬという形がより深くわかりました。

普段のちょっとわけわかんない性格も天才だからこそですよね。

普通、お姉ちゃんの結婚資金、そもそも思い付きで人にあげちゃったりしないもん。

何度も観ている舞台なのに毎回新しく感じます。


コンスタンツェの島袋寛子さん、前回は違和感ばりばりだったのですが今回はあ~、コンスだ~と。


全体に華やかな衣装でキラキラしたシーンもあって、そしてヴォルフガングも含め、周りの人達は自分のことではなくヴォルフガングのことで心を痛めていたりする。

そんな気持ちがとても強く感じました。


今までは山口祐一郎さん演じるコロレド大司教ってただやなやつにしか見えなかったんですけど

今回は、あの18世紀の時代背景とか音楽家は貴族に仕えていかないと生活できなかった庇護される立場だったことから考えると仕方ないのかな~とか、ヴォルフガングももうちょっと交渉するやり方があったのではないのかしらとか考えちゃって、コロレドこのやろー!みたいな気持ちにはなりませんでした。

相変わらず、祐さまは祐さまでした。うっとり。


ヴァルトシュテッテン伯爵夫人の涼風真世さんも、こう、ヴォルフガングにチャンスを与えてくれる優しいパトロンというだけではなく、しっかりビジネスとしてヴォルフガングを見ていた様子が出ていたと思います。

涼風さんのくるっと踵を返してドレスが揺れる感じ、すごくキリッとしていて好きです。


うーん、モーツァルト!名作だな~。

この舞台はミュージカルを普段観ない人にも絶対オススメです。

これでミュージカルにハマった人が多いのもうなづけます。

一度、いかがですか?


では!