カワサキ・キッド/東山 紀之

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ヒガシのファンというわけではないのですが、たまたま気が向いたので読んでみました。


だって私、川崎在住だし!


内容は、東山さんの川崎で育った幼少のころから中学卒業するころ、ジャニーズに入って合宿生活からデビューするまでの話、そしてデビューしてからから現在までの大きく分けると3つくらいに分けられる自伝的エッセー。

ロシア人の血が入っているとか、他にも今まで知らなかった彼のルーツが赤裸々に書かれています。


スラーっとしていて泥臭いところからはほど遠い人なんだと思ってました。

でもそういう泥臭いところをカミングアウトできるほど大人になったこと、告白したとしてもびくともしない確固たる場所が今彼は築いていることがわかります。


今は不況の時代が長く、天井が低く重くてどうしようもなく自分自身では身動きがとれなくなっている人、親のリストラなどで進みたい進路に進めない人、そんな人たちに勇気を与える本だと思います。


今、この瞬間が一番若いんだ、可能性は自分で決める。


私も勇気をもらいました。o(^▽^)o

明けない夜はないんだ。


東山紀之という人を前よりもずっと人間くさくて、親しみを覚えました。

1本筋が通っていて、揺るがない。

そして、だれのこともうらやんだりねたんだりしない、常に自分自身と向き合っている姿がステキです。


性別の違いはあるけれど、心意気は私もこんなふうに生きていきたいな。