「絶対仕事終わらないと思うのでムリですから!行けません~ガーン

何度も断ったのですが、「いや、絶対大丈夫!行けるから!」とごり押しで連れて行ってもらった雪組公演です。


前日に残業、当日も昼休みを返上して怒涛のように仕事をして、コピー機までも小走り。

無事行けることになりました。


なんと、東京宝塚劇場へ行く途中、ふと、なんの用事もないし時間もないのに日比谷シャンテ、寄っちゃおうかな、と入り口扉を開けた瞬間、あれ?!

お友達のありすさんとバッタリ!!目


運命だわ~。ラブラブ!超うれしい!


ありすさんは帝劇の「レベッカ」を、私は「ソルフェリーノ~」を観に行くということで分かれました。


さて、「ソルフェリーノの夜明け」、簡単なあらすじです。

スイスから旅行中のアンリー・デュナンはオーストリアからの独立をもぎ取るために戦争を起こしているイタリア軍とオーストリア軍の激戦地で両軍の死体やけが人を目の当たりにします。

旅行を中断してオーストリア人、イタリア人どちらのけが人も分け隔てなく介抱しようとするアンリー・デュナンに最初周囲の目はとても冷たいのですが、次第に命に国境はないことに気づかされていきます。


そして、物資も人出も足りない中、大人の足でも10時間はかかる町の病院へ病人を運ぶ決心をするのですが、その為にはオーストラリアとイタリアの大激戦地を通らなければなりません。

どちらの国のけが人も一緒に連れていくことはどちらの国の軍からも裏切り者扱いされる可能性があります。

どうやったら無事にけが人達を町の病院まで連れていくことができるのか・・・?


つたない文章ですんまそん。

赤十字を創設したアンリー・デュナンを主人公にしたお話です。


こういう話だったのか~。と初めて知りました。

なんか、お芝居が自然で、全く男役は女性なんだよねーとかそういう違和感がなく見られました。

この人、本当に実は女性?っていう方もいらっしゃったのですが、

みなさん退団されると本当に美しい女性に戻られますよね~。


「なんのために戦争をするのか?」、というアンリー・デュナンの問いに、「国を守る為だ」と答える軍。

「どんなに大義名分を掲げたところで戦争は大量殺人だ!」とアンリー・デュナンは戦争の無意味さを説きます。

舞台中のセリフにもありましたが、どうして戦争ってなくならないんでしょうね・・・。

他の動物は、食べる為、生きる為に他の動物を自分の命の糧としますが人間は自分の国の私利私欲の為だったり、もちろん自由を勝ちとる為、というのもありますが・・・。

殺しあわなくても、できる解決策があるはずなのにね。

これは人間という生き物の最大の課題なのかもしれません。




というわけでレビュー「Carnevale 睡夢」へ続く。