つづきです。やっぱりネタバレありまーす。


二茂井(ニモイ)博士(堀内敬子さん)。

子供のころから堅物でとにかく勉強だけをしてきた人。

音楽なんてだいっきらい。歌なんてなくたって生きていけると断言します。

でもターロウと接していくうちに次第にターロウの人柄や歌うことの楽しさを知って行きます。

そしてターロウを男性として意識し、ターロウから歌を奪うことに疑問を感じ始めます。


ステキでしたー。о(ж>▽<)y ☆

ターロウが歌わないで普通に話せるように特訓する場面。

ぜんぜんできなくて意気消沈のターロウに対して、

「あなたはできる子、あなたはできる子!

いいよーいいよーその調子!

惜しい!

はいっ!蟻を食べない!」

とグイグイとターロウをビシバシ特訓します。


この場面、かなり好きです。

あのビシバシ感、あんな家庭教師がいたら私ももっとお勉強ができる子になれたかも・・・( ´艸`)


また、元劇団四季の看板女優さんだっただけあって、歌声もダンスも綺麗。

ターロウとニモイ博士が夜の公園で「なんて美しい夜空なんだろう」って歌うシーンでは

「美女と野獣」のベルを彷彿とさせる身のこなしと歌声でほえ~っとなってしまいました。

堀内さんの舞台、また見たいです。


大村(ダイソン)教授(川平慈英さん)。

芸達者な方ですー。

ダイソン教授がストーリーテラーとなって物語をひっぱっていく役目をはたしているのですが、

英語と日本語(ほとんど英語かも)で客席の観客達に話しかけるように進んでいきます。

ダイソン教授がおもしろくなかったらこの舞台、半分は失敗かもしれない、それくらい重要な感じでした。


ターロウの頭の中にいるバンドマン達をシルベスター・スタローンの格好で抹殺していく場面は相当笑いました。

にくったらしい役なんだけどどこか憎めないんです。

川平さんもテレビで見るよりずっと生き生きしていらっしゃいました。


またまた続く。