先週1月28日(木)19:30~

赤坂ACTシアターにて公演中の「TALK LIKE SINGING」に行ってきました。

脚本・演出:三谷幸喜

音楽:小西康陽

出演者:香取慎吾 堀内敬子 新納慎也 川平慈英


ネタバレあります。

まだ見てない方は気をつけてくださいね。


ざっくりあらすじ。

生まれつき普通に話そうとするとミュージカルのように歌ってしまうターロウ。

日常生活に支障をきたすということで、精神医学者のダイソン博士と言語学者のニモイ博士はそんなターロウを治療しようと救いの手を差し伸べます。

毎日、歌わないで話すことを強要されるターロウ。

ターロウをみているうちに、彼から歌を奪うことに疑問を感じ始め、彼を男性として意識し始めるニモイ。

ターロウの治療成果により自分自身が有名になろうともくろむダイソン博士。

そして、人間だれもがターロウのように変わったところを持っているとターロウの一番理解者ブラザー。

そして治療していくと、ターロウの脳の中にはバンドがいて、そのバンドがいなくなればターロウは歌わなくても話ができる、ならばいっそのことそのターロウの中にいるバンド事抹殺することをダイソン博士は決意します。

さて、ターロウはどうなる?


休憩時間なしの約2時間、笑って笑って笑いまくって、最後にホロリ。

すっごくおもしろかったです。


出演者はたったの4人。そしてセリフも英語と日本語が半分ずつで英語のときは両脇に字幕が出ます。

もうね、字幕なんて見てる暇ありません。

とにかく4人がころころいろんな動きをしていろんな役になったり舞台から少しでも目を離すとものすごく損した気分になるんです。


慎吾くんのターロウ、慎吾くんファンの方、ごめんなさい。

最初、ぜんぜん期待してませんでした。でもやっぱりSMAPだね!

うまい!

歌は普通っていうかいつもテレビで聴いてるそのままなんだけど、

動きの一つ一つがターロウなんです。(なんだそりゃ?)

ターロウは普通に話してるだけなのに世間から認めてもらえない苦しさとかグググっと伝わります。

それが、また暗くなりすぎないのが慎吾くんのいいところなんだろうなー。

また、ニモイ博士と夜の公園でカエルを触りながらお話するシーン、

パントマイムっていうか本当にはカエルなんていないんだけど、そこにはちゃんとカエルがいるんです。

タンバリンをたたきながら歌う場面では(ターロウの頭の中のバンドマン達が一人ずつ抹殺されていくのです)すこーしずつ違和感がターロウの中ににじんでいく感じがとってもよく出ていて、最後泣けてきました。


慎吾くん、やっぱりすごい人ですね。

長年日本の芸能界のトップを走り続けてる人って違うね。


今回とてもそんなことを感じました。

私は運よく前から4列目の席だったのですが、彼が動くたびに大粒の汗が飛び散ってました。


日本中の人にこの慎吾くんを見てもらいたい。


あ、ひとつ追加。

ターロウって、なぜか言語の特訓のとき、目を離すとありんこ(蟻)を食べてるの。

なんでありんこ食べてるんだろう・・・?

NYの人達、日本人はありんこ食べる人種だと思わなかったかな?

でもこのありんこを食べるしぐさがとってもかわいいんです。

そしてニモイ博士にみつかって「コラ!ありを食べない!」って怒られて

ビクッってしてるのもかわいい。

30過ぎた男性をかわいいと思える私・・・。

でも本当、ここ、私のツボ場面です。(°∀°)b


ではつづく。