今日の川崎等々力競技場でのスーパー陸上競技大会2009川崎、
チケットをたまたまいただいて行ってきました。
出場選手は、北京オリンピックや8月の世界陸上でのメダリストも多く出場していました。
こんなすばらしい選手たちを間近で見られるなんてなんて贅沢なことなんだ!
と2時から始まるところを12時過ぎに到着。
100m走のゴールが自由席なりに近くに見られる席をゲットしました。
すぐそばは走り高跳びをやっていたのですが、
助走前に選手が観客に手拍子を促すのがあって、
世界陸上を見ていて、やりたーい!と思っていたので
はりきって手拍子参加しました。
高跳びって、すごく離れたところから助走をつけていくのですね。
初めて知りました。
助走をつけて飛ぶジャンプの軽やかさはまるでカモシカのようで、
そして背中から流線型を描きながらバーを飛び越えていく姿がとても綺麗で溜息がでました。
日本の日本記録保持者の方は、最初の2m18を飛ぶ助走の時に足を故障してしまい、
一度も飛ぶことができませんでした。
飛びたいのに飛べない悔しさを目の当たりにし、せつなさがぐっと伝わってきました。
世界陸上銅メダルのやり投げの村上選手は、2位でした。
やり投げは、最初見てると槍が全く目で追えなくてどこどこどこ?って思ってるとバシッと落ちる、って感じだったのですが、だんだん目が慣れてきて目で追えるように。
村上選手の槍は、槍を投げた瞬間から頂点へ行くまでにもう一度グンッと槍に勢いがつくのが遠目でもわかりました。
80m超えをバンバン出してくれて、競技場中湧きに湧き、やはり手拍子で応援。
これからもっともっと記録を伸ばしていってほしいです。
100m女子は先月の世界陸上の200mで金を取ったアリソン・フェリックス選手、日本は福島千里選手、男子は世界陸上100m銀のタイソン・ゲイ選手、日本は北京オリンピックのリレーで銅メダルの塚原直貴選手が登場。
正直な話、世界での大会でこの並びで決勝を走れることはかなり難しいですよね。
こういう大会ならではの楽しみです。
ピストルが鳴る瞬間。競技場が一瞬静寂に包まれます。
ピーンと張りつめた緊張感。
パーンッ。
鳴った瞬間から約10秒ですべてが終わる。
なんてあっけないんだろう。そして、この約10秒の走るピークを4年に一度のオリンピックに標準を合わせていくのはなんて気の遠くなる作業なんだろう、と思ってしまいました。
また、走る姿が本当に綺麗なんです。
人間ってこんなに綺麗なんだとうっとりします。
無駄な肉が一切なく、また走りにも無駄なものがない。
人間というより何かもっと別な生き物のような・・・。
世界のトップレベルの走りって、ただ走る、という単純なことなのにこんなに美しいのか、となんと説明したらこの思いが伝わるのかよくわかりません。
なんか、説明しようとすればするほどすべてがうそっぽくなってしまうような・・・。
陸上、今までとはまたちょっと違った角度から見ることができました。
ありがとうございました。