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竹橋駅からすぐの東京国立近代美術館へゴーギャン展を見に行って来ました。

フランス人で、家族と文明を捨ててタヒチの原始的な生活を選んだ絵描きさん。

タヒチに魅了されてタヒチで亡くなりました。


私自身、4年前にタヒチのボラボラ島に行ったとき、

この世にこんな楽園があったんだ…と感動し、

夜ってこんなに目の前の物が何も見えないくらい真っ暗で怖いものなんだ、

星ってこんなにたくさん輝いていたんだ、

空も海もこんなに近くでそして人間はとてもシンプルになれるんだと感じた場所。



帰るとき本気で嫌で泣きました。

正確にはそこからワイキキ経由だったので、現代文明にうんざり。

ワイキキは楽園なんかじゃないと痛感したのでした。


でもゴーギャンの絵ってタヒチには残ってないんです。

ほとんどレプリカで本物は本国のフランスや世界中にあるから…。

生きてる間はほとんど認められずに貧困と病気に苦しんだ人生だったんですって。
フランス人の奥さんには捨てられ、好きになったタヒチアンの女性には騙されたり…。散々ですね。
そんな中で描いたのかどうかよくわからないけど、


「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」


ここには人の生老病死が描かれています。

月の女神もいるけど、なんかちょっと怖い。


人生が凝縮されていて、決して見て幸せな気持ちになれる絵ではありません。
でも人の生とはなにかと叫びや絶望、そしてほんの少しの希望が入り交じった絵です。
予備知識ぜんぜんない私の感想なので検討違いの解釈かもしれませんがそれはご了承くださいませ。
ずーっと見ていたい。

開催は23日までだそうです。
もしよかったら見に行って見てくださいね。

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ではでは。