NUFC 1 - 0 Fulham
後半怒涛のラッシュでようやく開幕初ゴール。
前半、フラムがあまりにゆっくり試合に入ってるので、ずいぶん慎重にポイント取りに来たなぁと思ってましたが、後半のあの様子を見ると割と無策で乗り込んできてたようですね。
さて、相手は良いとしてこちらはどうかというと…。
カバイエ先発と予想されてましたが、ベンチスタート。
相手の緩いゲーム運びもあって、こちらがやりたいことかなりやらせてもらってました。
スコアレスで折り返しましたが、前半も結構イケイケなムードで、今日はこれ行けるでしょ、といった感じ。
後半に入ってもそのムードは収まらず。カバイエとグフランが入ってからの勢いはかなりのものだった。
そして、満を持してデビュー、レミー!
結構いいぞーこの人!

もう彼が入ってからのイケイケムードは最近のニューカッスルにはなかったもの。
結果的に決勝点のアシストも彼だし。
パーデューも彼とシセのコンビネーションに期待大だそうです。(あのパフォーマンスでシセ使い続けるんだなと思ったけど、他に使えるのがグフランしかいなかったorz)
そして決勝点はベナルファ。天才のそれでしたね~。
エリア内に侵入してるから、下手に飛び出せないのを分かってるから、敢えて跨がない!
ボールを届かない場所に置くより、鋭さを前面に出すため、いつもよりボールを正面に置く!!
鋭くボディシェイク!!!
カットインすることで相手DFがもう完全に手の出せない所にボールを置く!!!!
左足一閃ドーン!!!!!

カットインしてからもうワンタッチ入れたのも、シュートコース空けるためですよねー多分。
もうベナルファにボール集めていきましょう。彼が何とかしてくれます。
とまぁ、かなり雑なレビューになってしまいましたが。話変わって。
移籍のお話!
と言っても話すネタがない…。
カバイエの残留くらいか。

彼の残留が一番の補強という意見もありますね。
上手く売りさばけなかった選手が残っただけです。現状維持以外の何物でもない。
ただ、フラム戦でも見えたように、彼が入った時のフルバックの元気の良さを見てると、やっぱり彼は必要だな、と感じますね。
パーデューが言う「攻撃的なフットボール」というのが、この間みたいな厚みのある攻撃の事を指しているならば、フルバックの攻撃参加の効率の良さは必要不可欠で、そういう意味でやはり、ピッチを広く深く使えるカバイエはパーデューがやろうとしているフットボールに欠かせない選手なのかもしれませんね。
先刻、アマルフィターノ弟がディジョンへシーズンローンに出されることが決まりました。
トップチームでの出場は片手で数えられるくらいかな?シスコみたい。
アジリティはある印象でしたが、ここまで出させて貰えなかったって事は、何か決定的に足りない物、欠点があったのかもですね。まさか…
消極的な補強に非難殺到ですが、その矛先はもちろんキニアー。
パーデューは公式声明の中で
「我々の財政内で獲得できる選手は、つまり我々のスカッドをより強大に出来る程のクオリティを持ち合わせていない。」
と発言していました。
監督にこのような発言をさせるキニアーは、恥ずかしくならないのですかね。
財政内で獲得できるハイクオリティの選手を見つける or ハイクオリティの選手を財政内で獲得するのが彼の仕事。
無能の烙印押されるのも時間の問題ですよ。これで冬に補強が必要になって、また何も出来なかったら、何のためにクラブにいるのだ、という話にまでなりますね。
ただ飯食わせてやるほどこの世界って甘くないでしょう?
あたかもレミーは儂が連れてきた的な雰囲気になるのも、何だかムカつきますね。
レミー獲得はキニアーが来る前から出ていた話だし。
まあ、今年はヨーロッパもないし、目標もトップテンフィニッシュ。
現状のスカッドでも十分戦えるのも事実ですね。
話は変わって。
先日、既に退団したハーパーに対する敬意をこめて、ニューカッスルレジェンズ対ACミランレジェンズというテスティモニアルマッチが開催されました。
ニューカッスルレジェンズは往年のスター達が勢ぞろい。スターティングメンバーがシアラーとレスファーディナンドという凄まじい2トップ。

対するミランもバレージとかマルディーニとかコスタクルタとかガンツとか、そうそうたるメンバー。
その中には現マッケム監督のディカーニオの姿も。


当然ブーイングで迎えられ、ブーイングで見送られたようですが、本人はその雰囲気を大いに楽しんでいた模様。周りのミランの選手も微笑ましいものを見ているかのようにニヤニヤ。いや、結構ガチのブーイングだったと思うんですが。
そして、試合前に「おいおい、5under1andの監督がテスティモニアルマッチに参加するってマジかよ。よっしゃ、いっちょ揉んでやるか。」と息巻いていた現QPRのバートン容疑者によって、芸術的に削られたようです。



このバートンの「やってやったぜ」的な顔。相変わらずである。
何かディカーニオ特集みたくなってしまった。誰のテスティモニアルマッチだよ、と思うくらいのディカーニオの扱い、正直面白くはありました。
しかも、彼のPKが決勝ゴール。敵ながら見事な役者である。
そして、この試合を以てSJPに別れを告げたハーパーは、インタビューの中で、ニューカッスルの現体制についてこう語っています。
「クラブが体であったなら、ファン達はハートってところかな。陳腐なセリフだが、ファンは黒と白の血を流している。彼らはクラブの心臓部、けれど脳と心臓の繋がりがそこにないんだ。ニューカッスルは血を流している。もしそれが処理されなければ、傷を癒させてもらえなければ、このクラブ特有のものが死の危機に直面する。ファンがこのクラブの時計の針を回しているが、彼らはそこから引き離されているように感じている。どんなにクラブが上手くやろうとも、ファンはクラブの一員なんだ。彼らは彼らのチーム、クラブを完全に支えている。彼らの忠誠心は近年試されすぎていると私は思うよ。ニューカッスルは偉大なクラブの一つだが、それゆえにヨーロッパのトップの中で競わなければならない。トップテーブルに割って入るのはとても難しいし、その機会を逃してしまった。私たちは二年前に五位でシーズンを終えたが、それを維持するのにはチームへの投資が必要だ。アシュリーへメッセージを送るとしたら、ファンのために動きなさい、関係修復のために、ってとこかな。まだその関係は完全に壊れてしまったわけじゃない。必要なのはそれを隠すことじゃなく、それを修復することだ。」
シアラーやアンディ・コール、ロブ・リーもこんな感じの意見を、もっと辛辣な表現で発言。
この夏の消極的な補強により、さらに風当たりが強くなってしまった現体制。
パーデューは解任候補に名を挙げられ、アシュリーアウトキャンペーンが再燃。
まあ要は結果。これが出てれば文句は言えなくなるわけで、現体制はこれをもって我々を黙らせるしかありません。
だから、癌となりうるJFKを一刻も早くだな…。
そして、アウェイのアストンヴィラ戦が今夜あるわけですが。
とりあえず、いつも通りGuardian紙の予想スターティングメンバー。
ここの所アストンヴィラは得意としている方ではなかろうかニューカッスル。さっそく結果を出せるチャンス到来ですよ。
ここ三年のヴィラパークでの成績はW1D1L1、決して悪くはありませんね。
ただ、今のヴィラはこれまでのヴィラとは違うのが現実。
確実にベンテケは脅威となりうるし、ヴァイマン、アグボンラホーに加え、そこにラツィオから大型ストライカーのコザクが加入。前線の破壊力は恐ろしいことになっています。
アーセナルを開幕戦で粉砕した力を侮ってはいけませんね。
古巣対戦となるはずだったエンゾグビアですが、どうやらアキレスをやってしまっているようで、当分見ることが出来ないそうです。残念。
対するニューカッスルも朗報の連続。
新戦力のレミーは完全にフィットし、パーデューもスタートからの起用の可能性を示唆。
テイラーは三試合の出停から復帰しますし、ホナス、ティオテなどの主力組の復帰に加え(前者は五分五分との話も)、ウィリアムソンの復帰でCBの層は厚くなりました。
現在の負傷者はアイダラとRテイラーのみ?オベルタンはどこで何をしているのでしょうね。
それを受けて、いつも通り、個人的にスターティングメンバーを予想。

中盤のメンバーが大分揃ってきたので、2トップに無理にこだわらなくても良いと思うのですが、そうなるとレミーの起用法がこうなってしまいます。
バがいた頃のように、変則的にポジションチェンジをすることになるのではと思います。
カバイエ、ティオテのどちらかが前に出て、シソコとレミーと共にポジションをモチャモチャ変えて、注意を分散しながら、シセが仕留める、みたいな。
正直、このやり方じゃないとシセって活きないんじゃないかと思います。
ここまでターゲットマンのようにプレーしていますが、本当にそれで終始してしまうし、本来の仕事であるフィニッシュに関われていない。
フィニッシャーとしての能力は疑いようがないので、それに専念させてあげれば、きっとかつての輝きを取り戻してくれる、と私は思います。
それを決めるのはパーデューですが、あそこまでバの移籍に固執するのだから、きっとパーデューの中でも、あのシーズンのサッカーが現在の理想であると思うんですけどね。
何にせよ、市場が閉まった今、結果がどうなっても泣き言は通用しません。
待望のストライカーも、一応レミーを取ったわけだし、スター選手であるカバイエも残せた。
冬にやってきたフランス人たちも、ぼちぼちプレミアに慣れてきた頃でしょうし、若手の台頭も今季は期待できる。
補強費£0M(実質レミー獲得に£2M使ってますが)でも十分戦える事を、バブル全盛期のプレミア勢に教えてやりましょう、パーデューさん。
結果を出さなきゃ、いけないんです。



