いよいよ明日、この病院を退院します。
振り返れば、ガンが発症してから16年。
この病院には延べ12年近く入院してきました。
家にいるより長いかもしれません。

去るにあたって
いろんなことが思い出されます。
異動や退職やらで入院するたびに
違った看護師さんに出会うし
主治医の先生は変わらないものの
その下の先生は
いろんな部所を学ばないといけないので
いつも違った面々が私の部屋に訪れました。
私は個人的には木村多江に似た
あの女医さんが好きだったなあ。
とてもきれいな女性なのに
彼氏がいないと言う。
ウソ‼️と言うとホント‼️と返ってきた(笑)
その点から言うと看護師さんたちとは
恋ばなで盛上がったなぁ。
まるで私の部屋は恋愛相談室みたいな
時もあったっけ。
主治医は変わらないと言ったけど
12年もいたら主治医も変わった。
4人の先生が私を診てくれた。
最後の先生は2月で病院を辞められて
7月にアメリカの大学に
留学される予定だった。
このコロナ禍の中、無事に
渡航できたのだろうか。

その先生の後に東京から先生が来られ
私の主治医となられました。
前の先生も丁寧に診察してもらえましたが
いまの先生もとても優しく丁寧です。
先生には、一度の抗がん剤治療で
効かないことがわかり
緩和治療のための
転院先への紹介状の作成など
本来の診察業務の他の手続きなども
していただきました。

いま、私の頭の上を、走馬灯のように
私に関わってきた人達が駆け巡っています。

私は、明日介護タクシーに乗って
転院先へと向かい
転院先で待っている主人と合流します。

この病院では、主人には数えきれないほど
面会に来てもらい
時には近くにいるのに会えなくて
泣いたこともありました。

これからも主人には
いろいろ世話をしてもらうことになります。

あなた‼️
天か地獄のどちらに行くかわかりませんが
それまで、よろしくお願いします。