テーマからずれて
私の高校生時代の話になってしまった(>_<)
書いているうちに、四人で泣き笑いしたことを
思い出してしまったのだ。
そのノリで、もう一話におつきあいを。

私達は、卒業を目の前にして
なにか思い出を作りたかった。
そこで浮かんだのが、卒業旅行。
四人組のひとりのお父さんが賛同してくれ
ツアー計画まで立ててくれた。

私たち四人は、それなりに個性的だった。
J子は、チアリーダーだった。とにかく目だった。美人で男子にモテた。美人だけど、行動や言動がきっぱりしていて、女子からもあこがれる存在だった。私はそんな彼女が友達であることが自慢でもあった。
Y子は、少々周りの目を気にする優等生タイプで、なぜか同じ教室になった早々、私に近づき
「友達になって」と言ってきた。
K子は、バスケット部に所属するアクティブな体育女子。しかし心持ちは優しく、いつもニコニコして私たち3人のおしゃべりを聞いていた。
そして私。J子ほど目立つわけではないが、自己主張が強く、いつもは静かだが理不尽なことがあると、黙ってはおれない隠れ熱血漢。
そんなそれぞれ個性の違う四人だが、四人かひと括りになると、妙にバランスがとれていた。
 
さて、卒業旅行。
私たちは、京都から大阪、紀伊半島を西回りに
本州の最南端潮岬、伊勢志摩、名古屋、岐阜を回って帰るという5泊6日(前後2日車中泊)の計画を立てた。
どこで聞きづてたのか、指導部からお呼びだしがかかった。
対応したのは、口うるさいことで有名な古参の女先生だった(生徒は裏でSばばあと恐れていた)。
「あんたたち、旅行に行くがだってね。ちゃんと届け出さんと。行くがなら制服着てかれね。後で親に確認すらからね」と釘を押された。
くわばら、くわばら。
田舎娘丸出しの制服なんか着ていけるか❗と内心思っていた。

使う交通手段は、鉄道。
バリバリのSLである。高校生の節約旅行。
当然、鈍行(各駅停車)列車である。
私は母を伴って最寄りの駅で汽車を待った。
夜中である。
汽車は止まった。降りる人もなく、
乗るのは私だけ。
前の駅で乗った3人が手を振っていた。
3人は母にあいさつをし、私は列車に飛び乗った。

少々、疲れたので続きは次回にて。

次回につづく。