広告の仕事は、
社会の情勢に大きく影響を受けます。
バブルは弾け、リーマン・ショックの痛手を受け
末端で仕事を営む私も例外ではなかった。
受注は激減し、時には全く畑違いの仕事もした。
その時だった。
突然ギックリ腰が、私を襲った。
立ち上がることも、座ることもできない。
咳をすると、身体中に痛さが響く。
ギックリ腰は、20代の頃から
時々、経験しているが
いつの時も、そのつらさは変わらない。
ギックリ腰を何度か経験して
これは、体だけでなく、心の作用も働いて、
結果として、ギックリ腰という
症状が出るのでは?とその時ふと思った。

そう言えば、疑問を持ったり、悩んでいる時に
気がつけば、ギクってなってたかも。
今回は、仕事が途切れてきたことよりも、
仕事そのものに疑問を持つようになっていた。
あんなに好きだった文章を書くことが、それほど好きでなくなっていた。
時には、苦痛さえ感じた。
私は文章を自由に書ける作家ではない。
基本的に相手の要望に沿って書く
広告屋である。
正直、仕事と割り切って、
時には書きたくないことも書く。

気がつけば、私の書きたいこと。
自分らしく書くこと。
自分はなぜ書きたいのか。
自分は誰に何のために書きたいのか。
全く、わからなくなっていた。

次回につづく。

ナカナカ、トレガーアプローチの入り口に
近づかない。😅