パイロット パイロット 小説
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クオリティー サンドウィッチ 番外編その7 アイスクリーム

ロサンゼルス・ダウンタウンの炎天下。
車輪をメッキ加工、
ファイヤーパターンのペイントが施された極太パイプステアリング、
カスタムされた台車で自家製アイスクリームを売り歩いている、
20代前半の日系アメリカンの男からは、ギャングの世界でのし上がっていきたい、
東海岸も西海岸も制覇したいという強い意思が、
ピンクを基調としたアロハシャツのボタンを、
一つもとめてない胸元から光るネックレスの輝きから見てとれる。

100個用意したアイスクリームを全て売り切り、安ホテルのエントランスの日陰で休む事にした。

男が2本目のタバコに火をつけた時、前方から恰幅のイイ、口ひげをたくわえたイタリー系の不愉快な体臭をした中年の男が、えらい剣幕で近づいて来た。


口ひげ

「オイ!コラァ!ここで何商売してんだよ!ここを誰のシマだと思ってんだよ!」

誰のシマでもないんだよ!」


日系

「じゃあ、いいじゃん!」


おわり

クオリティー サンドウィッチ 番外編その6

池袋パルコ前のストリートにて。



天動

「♪みっつい すっみとも Yes I do!♪」



中目

「いや、“♪ビッザカードー!♪”でしょ!それを言うなら」



おわり

クオリティー サンドウィッチ 番外編その5 教育番組

『MONEY IS GOOD』という教育番組のレポーターの仕事をしている、

タッパ山アツ彦(30)は今日こそ、“あのツッコミ”をカマしたいと思っていた。

カマせた暁には、USAスタイルのBARで、一人で祝杯をあげてやろうとも思っていた。



今日の現場は東京郊外。ロケの内容は、タッパ山と小学生2人が工場を見学しに行くという、TV的にまったく手垢がついていないジャンルのものであった。



オープニングトークの場所として、工場付近の空き地が選ばれていた。

数名のクルーが見守る中、空き地での収録がスタートした。



タッパ山

「こんにちは!タッパ山です。今日は2人のお友達と工場見学をしたいと思います!

まずは自己紹介をどうぞ!」



タッパ山は右隣にいるキッズに話をフッた。



キッズ

「4年2組の沢村シゲオです」



タッパ山

「いや、2組か何かは知らんけど」 ※1



タッパ山の念願は、遂に叶った。



その日の夜、タッパ山はUSAスタイルのBARで一人祝杯を上げた。



※ “4年”っていうのは、9才か10才かを他人にわからす一つの目安となり得て、そこそこ必要なインフォメーションだが、“2組”っていう情報は、タッパ山や視聴者にとっては“知らんがな”的なデータなので、彼はこういうツッコミを入れたと思われる。



おわり
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