たとえ障がいのない子供だけでも
専業主婦に自分時間はない。
1人になる時間がない。
一個人になれる時はない。
これが働いてたら
仕事に行ってる間は
一個人になれる。
1人の時間がある。
○○さんて呼ばれる。
でも
専業主婦には
何もない。
子供にママと呼ばれるだけ
○○ちゃんのママと子供のお母さんに
呼ばれるだけ。
そこに“私”は存在しない。
家にいて
テレビを観ても
スマホをしてても
常に子供を見張る空間で
決して1人なんてなれない。
定型児の専業主婦は
それは幼稚園までで抜け出せる。
小学校に上がったら
1人時間がグンと長くなる。
自由が広がり
子供にも手がかからなくなり
かなり楽になり
働き出す人も増えるし
趣味やリフレッシュに
時間が使えるようになる。
でも
障がい児の専業主婦は
小学校に上がっても
そんな未来は手に入らない。
毎日の送迎。
短すぎる学校に行っている時間。
幼稚園より遅く始まり早く終わる。
学校から帰ってきたら
ずっと目の離せない子が
家にいて
何するにもどこ行くにも
一緒じゃないといけない。
手を貸さないといけない。
口を出さないといけない。
相手しないといけない。
手がはなれることがないから
しなきゃならないことたくさんある。
働きたくても働ける環境じゃない。
働きに出た方がよっぽど楽。
専業主婦は地獄だ。
無限ループで
まだまだこの先も
専業主婦でしかいられない。
逃げたくても逃げられない。
紛らわそうと
ピアノをまた弾き始めたり
石の出展に足を運んだり
ペットを飼ったり
何をしても
それは埋められない。
誰にも言えない。
誰にも打ち明けられず
何もどこにも言えず
平然と平気を振る舞う。
もう私の中にある部分は
粉々に散っていて
散らばった破片は
心の底ら中に
刺さってチクチク痛んでる。
助けて…
誰にも届くことのない叫び。
もう
心は壊れかけてる。