ホスピタリズムって言葉を精神科ではよく使います。
病院や施設で長期間過ごすことでおこる、言語発達の遅れや感情鈍麻、情緒不安定、依存症などのことで、元々乳幼児期の子供に使うようです。
細かい定義はないですが、私達が使う意味としては、病院に依存的になり、病院や医療者が居ないと不安定になる(つまり、入院することで安心して症状が落ち着いてしまう)ような人を指して使っているように思います。
同じ入院すれば落ち着く症状にしても
ストレス源と距離を取れると思い安心して症状が落ち着く、もしくは距離が取れたことで安心して症状が落ち着くのと
病院に入院できたこと、入院出来るとわかり安心するのとでは
傍から見れば同じようで、まったく別物なのです。
病院や医療者に依存してしまうと、なかなか治療は困難になる印象です。
ホスピタリズムは長い経過の中で形成されることが多く、患者さんとの間に治療的関係がきちんと作れてきていたのか、そこにきて初めてはっとします。
看護師は交代勤務をしていますし、多くの人数で関わっていくので自分の対応だけがまずかったわけではないのは確かなのですが
長い経過の中で過干渉を繰り返してしまったり、過保護的に過ごしすぎてしまったり。
特に看護師って、患者さんのできないことを考えてお手伝いをする性格上、先回りしてお手伝いしてしまったり、声をかけつづけてしまうんです。
職業病のようなものです。
ただ、ホスピタリズムという言葉や、そういう状態に陥ってしまう患者さんもいると知っておいて貰えるだけで、何かが変わるかもしれせん。
病院や施設で長期間過ごすことでおこる、言語発達の遅れや感情鈍麻、情緒不安定、依存症などのことで、元々乳幼児期の子供に使うようです。
細かい定義はないですが、私達が使う意味としては、病院に依存的になり、病院や医療者が居ないと不安定になる(つまり、入院することで安心して症状が落ち着いてしまう)ような人を指して使っているように思います。
同じ入院すれば落ち着く症状にしても
ストレス源と距離を取れると思い安心して症状が落ち着く、もしくは距離が取れたことで安心して症状が落ち着くのと
病院に入院できたこと、入院出来るとわかり安心するのとでは
傍から見れば同じようで、まったく別物なのです。
病院や医療者に依存してしまうと、なかなか治療は困難になる印象です。
ホスピタリズムは長い経過の中で形成されることが多く、患者さんとの間に治療的関係がきちんと作れてきていたのか、そこにきて初めてはっとします。
看護師は交代勤務をしていますし、多くの人数で関わっていくので自分の対応だけがまずかったわけではないのは確かなのですが
長い経過の中で過干渉を繰り返してしまったり、過保護的に過ごしすぎてしまったり。
特に看護師って、患者さんのできないことを考えてお手伝いをする性格上、先回りしてお手伝いしてしまったり、声をかけつづけてしまうんです。
職業病のようなものです。
ただ、ホスピタリズムという言葉や、そういう状態に陥ってしまう患者さんもいると知っておいて貰えるだけで、何かが変わるかもしれせん。