おはようございます
内藤です

 

第152回のテーマは
「スピンロブ3ヶ条」

 

今週のレッスンテーマ
トップスピンロブ

 

なかなか難しいですが
上手くいくと
相手のミスを誘ったり
エースになることもあります

 

このショットのポイント
というか
まず整理しておくべきことは

 

守備か攻撃か

 

どちらのシチュエーションで
どういう意図で使うかによって
注意点も違ってきます

 

守備よりの場合は
ロブに回転をかける
という意識で

 

あくまでメインはロブを上げる
おまけとしてスピンをかけるということ

 

攻撃の場合は
トップスピンをロブにする
という意識

 

パッシングショットとして
エースを取るために使います

 


では3ヶ条

 

1と2は守備のとき
3は攻撃時の注意点となります

 


1.後ろバランス

 

体の軸はまっすぐか
やや後ろバランスで

 

前傾が入ると
ロブも上げにくい

 

上に振り抜けないので
トップスピンもかけにくくなります

 

逆に言うと
バランスが後ろになったときに
ロブを上げるついでにスピンをかける

という感じ


気を付けるのは
バランスを後ろにする
ということ

 

体が開いたり
後ろ体重にするのとは別です

 

フォアで言うと
左足が上がって
後ろ体重で打つこともありますが

過度に後ろ体重の意識を持つ必要はありません


バランスを後ろにする

ざっくり言うと
頭を右に傾ける(フォアの場合)
って感じですね

 

フォアのスタンスを取って
左足に体重を乗せた状態(前体重)でも
頭を右(後ろ)に傾けると
バランスはやや後ろになります

 

そうすると
左肩の突っ込みがなくなり
ロブもスピンもしやすくなります

 


2.フェイスはまっすぐ

 

ラケット面はまっすぐでいいでしょう

 

ロブなので
少しオープンにしてもいいのですが

フェイスを開いてスピンをかけるのは
結構な技術がいるのと

バランスを後ろにしていれば
フェイスを開かなくてもロブにしやすいので
まっすぐで問題ないでしょう


間違っても伏せないこと

 

ロブに限ったことではありませんが
スピンの時に面を伏せようとする方が多いです

 

伏せたままだと
ボールは下に飛ぶ


というか
そもそも面に当たらないので

インパクトに向かって
面を開いていきますね

 

そうすると
ポォーンと当たりやすくなります

 

伏せたまま擦ろうとしてネットするか
インパクトで開いてポォーンってなるか
どちらかですね

 

基本的にラケット面はまっすぐ
を意識しましょう

 


3.キュッと!

 

これは攻撃時限定です

上級者限定と言ってもいいかもしれません


いいロブの条件

高くて深い

 

もしくは
バレていない
ということ

 

パッシングの時はバレないことが重要

 

トップスピンロブで言うと
バランスを後ろにしたり
柔らかく長めのスイングをしようとすると

どうしてもスイングのモーションに
ロブの感じが出てしまいます

 

相手が上級者の場合
そのちょっとした感じも見抜いてきます


大げさに言うと
前バランスの前体重

短めのスイングで
ラケットヘッドだけで
キュッとスピンをかけて上に上げます

 

高さや深さはざっくりでOK

 

コントロールで相手を抜く
というより
「間」で抜く
ので
やはりいかに隠せるかが勝負の鍵となります


これは難しいので頻繁には登場しません

 

意外とサイドに走らされたときなんかに
やり易いので
トライしてみても面白いかもしれません

 


以上3ヶ条

 

守備か攻撃か

 

どちらとも言えない
何となく守備より
ちょっと攻撃より

そういうこともあります

 

3ヶ条の1,2,3の要素を
どれくらい入れていくか
その判断がポイントになるでしょう

 

使えるように練習してみましょう!

 


今日はバランスを保つ
歩くときもバランスはまっすぐ
本を読むときも
スマホやパソコンを使うときも

その動作の方向にバランスまで引っ張られないように
注意してみましょう!