おはようございます
内藤です

 

第147回のテーマは
「人間性」

 

ニーチェ
「漂泊者とその影」より

 

どんな風に笑うか、どんな場合に笑うか
そこには人間性が図らずも表れている
たとえば
人の失敗をおとしめて笑っているのか
意味合いのおかしさを笑っているのか
洗練された機知をおもしろがっているのか
ということだ
さらに
笑い声の響き方に、その人の本性が洩れ出ている

 


笑う場面や笑い方にその人の人間性が出ている
ということ

 

さすがニーチェ
鋭い考察です


笑うことはいいことです
笑うことは素晴らしいことだし
大切なことです

 

笑顔でいる時間を多くしたいし
周りを笑顔にするためのユーモアも
持ち合わせていたいものです

 

しかし

やはりあるのです

 

品のない笑い

相手を見下したような
貶めるような
傷付けてしまうような
そんな
人間性に欠けた笑いというものが

 

レッスンでもあります

一生懸命しているからこそ
どこか笑える

そんなシーンもありますね

 

変な打ち方になったり
予想も付かないラリーの応酬になったり

 

それはいいんです


でも
それとね
本当に紙一重なのですが

 

まだ下手な人がね
何とかしようと頑張っている姿

確かに見た目は不格好で
変な姿になっているとき

 

それは笑えないです

 

笑っちゃダメだ
とかではなくて
笑う気にすらなりません

 

冷静に姿・形だけを見れば
相当面白い格好なのですが
笑う感情など起こりません

 

どちらかと言うと
おい、何とかしろよ
もっと考えろよ
って少しイラッとしたりはしちゃいますけど・・

 

それもどうかなと思うのですが


やはりいるのです

笑う人が

 

ケラケラと
卑しい笑いをする人が

 

ニーチェの言う通りです

 

人間性がもろに出ます

品のなさというか・・

コンプレックスの裏返しから来るのでしょうか

 

自分の方が上手いという優位性のアピール

自分より下と思う者を
笑い者にすることで
自分のポジションを保とうとする

自分に自信のない
器の小さな人間がすることですね


気を付けなければなりません

 

気付かないところで
品のない卑しい笑いを発しているかもしれません

 


ただ
冒頭のニーチェの言葉

 

こう後に続きます


だからといって
笑いに憶病になる必要はない
私たちの人間性が変われば
笑い方も自然に変わるのだから

 

そうですね

笑うことをためらう必要はありません

 

笑うこと
笑顔には
大きな力があります

 

自分の人間性を信じて
そしてそれを日々高める努力をして

いつでも大いに笑えばいいのだと思います

 


今日も笑おう(^◇^)
ただ・・
誰かを見て笑ったときは
少しだけ考えてみましょう
そこに見下したような気持ちはないか

笑い方に人間性が出るということを
頭の片隅に置いておきましょう