おはようございます
内藤です

 

第65回のテーマは
「フォアループボール3ヶ条」

 

あ、その前に・・


無事帰って参りました

オーストラリアから

 

いやーよかった
楽しかった


それで凄かった

錦織対カルロビッチ

 

全豪旅行記は書き出すと1冊の本になりそうなので
またの機会にしますね

 

昨日の錦織戦もハラハラしましたよね

今大会だけでもう5敗くらいしてるような・・

 

それでも粘り強く勝ち切ってくる
さすがとしか言いようがないです

 

 

あ、それでね
今回のテーマ

 

今週から第6期のスタート

期のテーマが「守備」

 

守備と言っても
エース級のボールを何とか返す
みたいなことではなく

 

前に踏み込んで行けない時に
相手に攻撃させないボールをフィードする


あわよくばチャンスメイク出来るようなボール
守備的なショットを練習します

 

今週はフォアのループボール
ロングラリーで高く・深く打つボールです

 

上手くいけば相手のポジションを下げさせ
向こうの返球に対し攻撃を仕掛ける糸口になります

 

ではいきましょう

 

フォアループボール3ヶ条

 


1.右股関節を曲げてテイクバック

 

ループボールは下から上です


下にセット
テイクバックで低く準備しましょう

 

ポイントは右股関節

 

屈伸したときに曲がるところ
膝と、そう股関節

 

打点に入ったら
右股関節をグゥっと曲げてテイクバック

してみてください


右足がガッチリ決まって
タメを感じることが出来るでしょう

 

ストロークのパワーは下半身で作ります

 

この右股関節のタメがないと
単なるポワーンという山なりボールになるので頑張って準備しましょう

 


2.打つ弾道に沿って伸び上がる

 

ループボールの弾道をしっかりイメージしましょう


状況にもよりますが
まあ、だいたい30度~40度くらい

 

右股関節を曲げた低い姿勢から
そのイメージした弾道に沿って
少し伸び上がりながら体重移動します

 

手や腕でボールの軌道を作ろうとしてはいけません

 

無理矢理スピンのスイングにもしようしないようにしましょう

 

手打ちの軽いボールになってしまいます

 

あくまでスイングは体で


体重移動を意識しましょう

 

ボディターンも基本的にはしない方が無難です

 

男子のプロなど
体力がある選手は
オープンスタンスで体を先に回して
腕をしならせてビヨーンって勢いのあるループボールを打ちますが
我々には無理です

 

厳密に言うと
1発は凄いのがいきますが
その後のプレーに悪影響が出ます

 

体の開きが出て
オーバーしやすいバランスになってしまいます

 

無理せず質の高いボールを打てる技術を採用しましょう

 


3.インパクトを長く

 

ループボールはバウンド後にどれくらい伸びるかが勝負です

 

伸びのあるボールを打つためには
ボールを長い時間捕まえなければいけません

 

インパクトをグニョ~っと
ガットとボールが2秒間くらいくっ付いてるイメージです

 

ちなみにテニスのインパクトの時間って知ってます?

 

知っている方は残念です
知ると上達しにくいんです

 

でも言いますけどね

 

ジュニアは純粋だから知らない方がいいのですが
まあ、大人の皆さんは大丈夫でしょう・・・

 

 

平均すると0.004秒


1000分の4秒です

超絶短いんです

 

いくら捕まえようとしようが
弾いて打とうが
ほとんど変わりません

 

何とか長くインパクトしても
0.006秒ほどでしょうか

 

一瞬です

 

だから知らない方がいいんです

 

これを知ってしまうと
もはや長くインパクトをするイメージが持てない
粘り気のあるスイングが出来なくなってしまうんです

 

純粋なジュニアはね・・

 

皆さんは大丈夫です・・

 

言い聞かせてください

インパクトって実は0.8秒くらいらしいって
へぇー、意外と長いんだって

 

そう言い聞かせると自然と粘りのあるスイング
伸びのあるボールが打てるようになります

 


以上3ヶ条

 

守備のショットほど技術を要します

 

それはそうです
攻撃は前に入っているので勝手に勢いが出ますからね

攻撃に必要なのは勇気と経験です


守備的なショットが勝負を左右することも多いです

 

強い選手は
「積極的に守る」ことが出来ます

 

慌てて攻めず
ビビって守らず
じっくりラリーをして徐々にチャンスメイクをしていけるのです

 


前期の攻撃
今期の守備
バランスよく身に付けたいものです

 


今日はゆっくり屈伸をしてみよう
体に意識を持っていって、じっくり屈伸をするだけで
ストロークの質が良くなったりします!