おはようございます
内藤です

 

第110回のテーマは「しつけ」

 

昨日ね
ジュニアの子を注意したんです

 

試合で負けてラケットをコートに叩きつけたんです

 

1度ならず2度までも・・

 

これはさすがに注意をしないといけません

 

「大事な道具でそんなことをしてはダメだ」

 

なーんてことを言う私ではありません


いやね
プロでもいるじゃないですか
ラケット叩き付ける不届き者

 

どうかと思うんです

 

テニスは孤独な戦い
カッとなったのを発散することも場合によっては理解出来る

とか擁護する人もいますね

 

私もそう思います

 

イラッとしたら爆発させることで
その後、落ち着きを取り戻せることもあるでしょう

 

そこはいいんです

方法の問題です

 

ラケット叩き付ける必要なんてないですよね

 

大声で叫んだり
もし、何かに当たりたいのなら
自分の顔面を思いっきり殴ればいいんです

 

ついラケットを使うとしても
自分のスネ辺りを思いっきり叩きつければいいんです

 

ポールまでダッシュして
ポールを思いっきり殴ってもいいでしょう

 

自分の足が折れたり
手が骨折するかもしれませんが
別に問題ないでしょう

 

でもそこまではしない

そこまでの心意気はない
単なるパフォーマンスですからね

 


というかね
この問題の本質というか
本当の問題点はそこではない

 

ラケットを叩きつけた時に
傷んでいるのは
ラケットだけではなく


コートです

 

ここを見逃してはいけません

 

私がジュニアの子に注意したのはそこです

 

「おいおい、人様の家で何してんの?」
「ここはうちの物ね、サンライズのおうち」
「人の家でラケットを叩きつけるとかダメでしょう」

 

そうですね

 

友達が家に遊びに来て
ゲームで負けてイラッとしたから
ラケットで周りの物を破壊する

 

おかしい奴です

 

しかもそんなときにね


ラケットでそんなことをして
大事な道具だよ

 

いやいやいや

 

そういうことじゃなくて
それ以前の問題


人の家で何してんのよ
ってことですよね


親御様でもそういう方がいるので
びっくりするんです

 

子供がラケットを叩きつけた時に

 

「そんなことしちゃだめ」
「道具は大事に扱いなさい」

 

 

えっ?
それだけ?

 

それは分かりますよ

でも他にありますよね
まず先にありますよね

 

「コートになんてことをしてるの」
「人の物にそんなことをしてはいけません」
「コーチに謝りなさい」

 

そう諭して
親御様自らもコーチに頭を下げる
その姿を子供に見せる


それが筋でしょう

やはり今の世の中はしつけがなされていないのでしょうか


人様に迷惑をかけてはいけない


これ以上のことがあるでしょうか

 

それよりも上に
その子がどうあるべきか
その子にどうして欲しいか

そちらがきてしまうのでしょうね

 

憂うべきことです

私たち指導者も気を付けなければなりません

 

その子のパフォーマンスの向上の為に
なんてことは二の次でいいんです

 

周りに迷惑をかけない
周りへの感謝を忘れない

それこそが
その子のマナーの向上や
人間力の成長に繋がっていくのだと思います

 


今日は周りのみんなを気持ち良く!
明るく挨拶!
ササッと掃除!
いつも笑顔で姿勢よく!
周りを気持ち良くさせることが
自分に品を持たせる
気高くいられる
本当の道理かもしれません!