おはようございます
内藤です

 

第107回のテーマは
「真面目」

 

今朝もね
原付で国立から来たんです

 

道中
やはり春ですね

 

ここのところ寒かったのですが
桜が色々な場所できれいに咲いています

 

桜以外にも側道の脇に花が咲いていたり
木々にも新芽が出始めています

 

春はいいですね
生命のエネルギーに満ちています

 

花や木々を見るだけで
やる気が出てきます

 


私の好きな言葉

 

「柳は緑 花は紅」

 

一休禅師の歌の一部です
歌の全文はこう

 

 

見るほどに
みなそのままの姿かな
柳は緑 花は紅

 


いい歌です

 

この歌もまた宋の詩人の影響を受けています

元の詩は

 

柳は緑
花は紅
真面目(しんめんもく)

 


そう、今日のテーマの「真面目」
「まじめ」とは読まず「しんめんもく」

 

真面目とは仏教用語で
人や物が持っている本来のありさまや姿のこと


あるがままの美しさ
そこに価値がある

 

つまりこの詩は
緑は緑で価値がある
紅は紅の美しさがある
柳の緑 花の紅
目に映ったものがそのままで美しい
他の何かと比べようもない

 


真面目

 

「まじめ」と読んでもよいでしょう

まじめとは本気で誠実
真心を込めて一所懸命であること

 

一つ所に命を懸けて
咲いている花や柳は
それだけで「まじめ」で美しい

 

柳や花は人からどう見られようとも関係なし
そんなことはお構いなしに
春が来たらただ
ひたすらに咲くだけです


人もそこから学ぶべきという教えです

 

周りからよく見られようと
格好をつけ
背伸びをして
大きく見せようとしたり
必要以上に着飾ってみたり

 

そんなことをしなくても
ただ一所懸命に生きているだけで
それだけで美しい

 

それが真の面目だということ


私たちもただ素直に
元々のあるべき姿に誇りを持って
まじめに日々を取り組んでいきたいものです

 


最後にもう一度この歌を記しておきます

 


見るほどに
みなそのままの姿かな
柳は緑 花は紅