おはようございます
内藤です

 

第103回のテーマは
「型の力」

 

昨日の話
「気持ち」か「形」か


常識やマナーはやはり大切なのか

子供たちにどう伝えていけばよいのか

 

皆さんから色々と返信を頂きました

ありがとうございます

 

ざっくり結論から言うとね


そりゃどっちも大事でしょう
気持ちのこもっていない型も失礼
いくら気持ちがあろうとも
TPOをわきまえない型は、これもまた失礼

 

そうですね

皆さんからご意見やご指摘を頂き
私の中にあったモヤモヤが晴れた気がします

 

服装や言葉遣い
礼儀作法についても分かりやすい例えを提示頂き
スッと腑に落ちました


常識という形
の話にしてしまったので
少しややこしくなりましたが

 

言葉遣いや礼儀作法などはまさにそうですね

気持ちが込められていることは前提として


いや
そうでなくとも

例えそこに気持ちが込めらていなくとも


言葉遣いを整える
礼儀作法を整える


ということが
人間関係を円滑にする
潤滑油になることは多々あることです

 

 

接客をしていてもそう

私もまだまだ未熟ですが
言葉遣いには気を付けています
(レッスンの時は別ね)

 

するとね
やはり信頼が生まれる

 

その型を見ることで
この人と契約の話をして問題ないということになるのでしょう

 

自分がお店に行った時も
店員さんが言葉遣いやマナーを心得ている

そのような立ち居振る舞いをしていれば


気持ちの有無に関係なく
そこを洞察しようとはせずとも
その人を信頼する
その店を信頼する
その店の商品を信頼する
ということまでなります

 

 

やはり型は大事

 

型の持つ力とは大きい


特に日本人にとって
言葉遣いや礼儀作法
その型を心得ているか否かは人間関係を左右しますね

 

そこに気持ちを込めることも大切ですが

 

そうですね


その型自体が持つ意味
そこを理解することで
自然と気持ちも込められていく
その意味を子供たちに伝え教えていくことが大事なのかもしれません

 


例えば合掌


手を合わせてお辞儀をする
日本人の持つ美しい礼儀作法の型ですね

 

これの本来の意味


右手が仏様
左手が自分


それを合わせる

仏様も自分も一緒なんですよということ

 

普段私たちは、自分だ他人だとごちゃごちゃ言います
人間関係がガタガタになったりもします

 

そういう時に合掌です

 

人と話をするときに
右の手があなた
左の手が私

それを合わせる


あなたと私は敵ではないですよ
心を寄り添わせましょう
一緒に仲良くやっていきたいんですよ
ということなんです

 

仕事なら上司と部下
お父さんと子供もそう
夫と妻も

右の手と左の手を合わせて
お互い心を合わせていきましょう


そのように思いを込めて頭を下げる

 

合掌にはそのような意味があります

 

そういった意味を知ることで
その型に気持ちが込められていく
ということがあるでしょう

 

子供たちに型を教える時
その本来的な意味まで伝えられるように
我々大人がしっかり学んでおく必要がありますね

 


型の持つ力
それは偉大です

 

日本人として最低限の礼儀作法


その意味まで含めて
心得るようにしていきたいものです

 


今日は合掌
「いただきます」と手を合わせる
右の手は食べ物
生ある動物なり植物です
左の手は私
あなたの命と私の命
一緒にさせて頂きます
と手を合わせる
意味を知ると気持ちがこもる
気持ちがこもるとその型には大きな力が宿ります