おはようございます
内藤です

 

第93回のテーマは
「勝利至上主義」

 

今週のレッスンテーマ
「試合」です

 

スクールのレッスンはね
テーマもありますし
技術的なレベルアップを図る側面が強いので


「試合」
「試し」「合う」


という意識がよいでしょう

 

ただね
これは特にジュニアなんかはね

 

勝負


勝ち負けにこだわる

もっと
とことん
勝ちにこだわる

 

勝った方が偉い
勝った方が素晴らしい
勝った方が称賛される


というスポーツの本質

そこをしっかりと見据える


その真意を指導しなければならないと思うんです

 


特に今の世の中はね

勝つことだけが全てではない
ナンバー1よりオンリー1
負けたことからこそ得られることがある

等々

 

何ですかそれは?


一体日本人を
未来ある子供たちを
どれほどまでに軟弱にさせようと
不真面目にさせようとしているのでしょうか?

 

という風潮がありますよね


いや、分かりますよ

勝てば何してもいい
というのはもちろんダメです

 

ルールを守り
マナーを尊び
品格を重んじ
周りへの感謝を忘れない

 

それは大切です

 

でもだからと言ってね
負けてもOK
これはいただけない

 

勝たないとダメ
勝つためにする
それがスポーツです

 

トーナメントなんて最たるものです

 

同じエントリーフィを払ってですよ

1回戦で負けた者はそれで終了

優勝者は何試合も出来て
それでいて賞品や賞金までもらえる

 

なんという不平等ですか

そんなことが許されるのですか


そう、そんなことが許されるのがスポーツなんです

 

そして、それをアグリーした者たちがスポーツをしているんです

 

逆に言うと
スポーツをする以上は
その不平等を受け入れなければいけないんです

 

不平等といっても
チャンスは平等です

 

ただ、勝った者が得をする
勝った者が称賛される

 


何となく聞こえが悪いかもしれません

 

勝った者

 

言い換えましょう

 

頑張った者 です

努力した者 です

何度も何度もトライし続けた者 です


要するに
勝った者が偉い
というのは


頑張った者が偉い
ということです

 

私は今まで見たことも聞いたこともありません

 

スポーツで
何の競技でも
頑張っていない者がトップになったということを

 


「勝つ」

 

これは難しい
これは尊いのです

 

努力の先にしか存在し得ないのです


勝ちにこだわらない
というのは


努力をある程度で放棄する
不真面目に取り組む
と同意です

 

勝ちにこだわり続ける姿勢こそが
本当の意味での経験を生み
人間力を向上させ
自分への承認を満たし
相手へのリスペクトの源になるのです

 

そこに初めて
スポーツマンシップが宿るんです


子供に真正面から伝えないといけないんです

 

勝て!
勝つために努力をしなさい
惜しみなく励みなさい

 

その意気込みで取り組んだ者だけが


例え負けたとしても
そこから何かを得られる


胸を張ってオンリー1だ!と言えるのだと思います

 


今日はマンガ「はじめの一歩」
鴨川会長の言葉

 

努力した者が全て報われるとは限らん
しかし!
成功した者は
皆すべからく努力しておる!!


強い
とてつもなく強いフレーズです

本当の意味での
勝利至上主義とは
努力至上主義ということかもしれません