こんにちは
内藤です

 

えっ!?
と思ったかもしれませんが


今週の火曜日の分ですね

 

というより
雨で・・・
やることなくて・・・


そういうわけでrebornエキストラver.


第88回のテーマは「問題解決」

 

先日ね
お客様との話から
ちょっと昔のことを思い出したんです

 

私の大学時代の話

 

家庭教師のバイトをしていたんです
まあ、割がいいですからね

 

ほとんど勉強を教えずにね
お前の成績落ちたら、もっと厳しい家庭教師が来ると思うよ
と言って、自主的に勉強をさせて成績を上げる
という画期的な方法を採用していたんです

 

・・・

 

えっ?
何か問題でも?

 

まあ、若かったですからね


そんな中でね
中3の男の子がいたんです

 

受験生だから・・
ではなく


その子ね

不登校だったんです
中1の夏から2年間も

 

いじめられていたらしく

 

普通の感じの
おとなしい子でした

 

例によって
勉強をほぼすることなく
お互いに自由な時間を過ごしていたんです

 

 

1ヶ月ほど経ったとき
珍しく話しかけてきたんです

 

「なあ、先生」
「やっぱり学校行っといた方がいいんかな?」

 

その子にとっては
勇気を振り絞って聞いてきたのでしょう

 

私の答えですか

 

もう一度言います


若かったんですよ
何にも考えていないバカ学生だったんです

 

私は自分のテスト勉強をしながら

 

「えっ?知らんやんそんなん」
「このままやと小卒やけどなお前」
「逆にかっこええんちゃう田中角栄みたいで」

 

全く親身にならずにサラッと言い放ったんです


すると翌日
お母様から電話があって

 

「先生、ありがとうございます」
「先生に相談して行くことにしたって」

 

何と、2年ぶりに登校したんです


えーーーー!って感じでした

 

何も考えずに適当に答えただけです

でも、それがその子には響いたのでしょうか

 

まあ、確かにね
いろいろと親身になって言われる方が
それくらいの歳の子にはうっとうしいことってありますよね

 

ついつい反発してしまう的な・・

 

私みたいな
意味不明なバカ学生
自分とは全く違うカテゴリーの他人に
どっちでもいいけど、小卒はあかんやろ
と言われたことで
ハッとしたのかもしれません


学校に行き始めたらね

またいじめらたとのことで

 

「やっぱりいじめられるんやけど」

 

なんだかんだよく話すようになったんです

でも私は相変わらずだったので・・・

 

「そらそうやろ」
「てか、いじめてくれるだけありがたいと思えよ」
「俺やったら無視やからね」

 

最低です・・・


その子もね
打たれ強いのか何なのか
言ってくるんです

 

「何でいじめられるんやろ」
「見た目とかもあかんのかな」

 

最低野郎の私の返答

 

「おぉー、分かってるやんお前」
「だってちょっとキモイもん」
「何でそんなに髪の毛長いん」
「しかもサラサラ過ぎるやろ」

 


私の友人3人とその子を連れ出して
美容室に無理やり連れて行って茶髪にしたんです

 

「うおーかっけー!」
「これはいける!絶対いじめられへん」


翌日

 

「やっぱりいじめられた」
「むしろ今まで以上に・・」
「しかも先生に呼び出された」


「まあ、そうやろうな・・」
「つーか、いじめって何よ?」
「ボコボコにされてる形跡もないし、背中に犬のフンでも入れられてんのか」

 

「いや、そこまで酷いことはされない」

 

「はぁ!?」
「悪口言われるとかか?」
「なめてんのかお前」
「世の中のいじめられてる子に謝れ」

 

そんなことを言ったりしてました


結局ね
高校も合格して
きちんと卒業式も出て

その後は専門学校に行って

 

5年ほど前にお母様から連絡があって
無事社会人になることが出来ましたと

電話口で泣いていらっしゃいました

私に何度もお礼を言ってくれていました

 


これはたまたま
色々重なって問題解決
その子の未来が開けたのでしょう

 

私の対応が合っていたとは今でも思っていません


ほんとに若干面白がって
悪ふざけが過ぎたこともありました

 

でも
その子のことは好きでした

 

結局一度もね
いじめてくる子のことを悪く言わなかった

 

いじめる奴らもしょうもないなー
って言うと

 

「まあ、俺がこんなんやから」


って自分を責めてる、というよりは
他人の悪口は言わないという感じでした

 

ああーいい奴だなー
と思って
ちょっとはその子のためにと
動いていたのかもしれません

 


どんなことが問題解決になるか
その糸口は何か

特に人間関係では難しい
正解なんてないのかもしれません


それでもそこに問題があるとき
何も動かないよりは
間違っていても
動機が不純でも
何かしらアクションを起こすことが大切なのでしょうね

 


以上 内藤君の昔話でした
お子さんの家庭教師の依頼はいつでも言ってくださいね・・・

 

では、また来週
火曜日に会いましょう!