おはようございます
内藤です

 

第30回のテーマは
「泣く権利」

 

月曜日のジュニアレッスン

マッチ練習をしたんです

 

一人の男の子が
2試合連続で負けて・・
2試合目の途中には、
すでに半泣き・・
そして、試合終了と同時に・・

号泣・・・!

 

いつもは上位になる子なので
負けて悔しかったのか
思ったプレーが出来なくてもどかしかったのか

 

3年生の子なので、かわいらしいものなのですが
そこは選手コースです

 

まあ、次頑張りな
などと上っ面のコメントをする私ではありません

 

確かに泣くくらい真剣に取り組んだ
練習中の試合とはいえ勝ちにこだわった
その姿勢は少なからず評価できる

 

でもね

 

本当に泣くくらい取り組んでいるか?

 

普段から1球1球全力でプレーしているか?

 

今、目の前のこの試合は確かに全力でしていた
それで負けたからといって
感情的になって泣いてるようじゃつまんないよ

 

まあ、はっきり言うと
お前にはまだ泣く権利などない

 

試合に負けて泣いていい奴は
普段の練習から一つも、一瞬も手を抜かずにやっている者だけだ

 

俺から言わせれば
お前はまだ甘い

 

お前がすることは
涙が出そうになったのを
歯を食いしばってでも我慢すること

 

そして、こう思うはず

 

何を泣こうとしてるんだ俺は
当たり前の結果だ
練習を全力でしていなかったのは俺だ
次は絶対にこんな思いはしない
次の1プレーから全力でしてやる!

 

そう思えないんだったら、もうここにいるべきではないよ

 

その子は泣くのをやめて
私をグッと力強く見てきました

そして最後の挨拶を全力の大声でしていました

 


子供は強いですね

子供の強さを信頼して、余計な気を遣わずに

私たちも全力で向き合わないといけません

 

皆さんも試合で負けて、
まあ泣くことはないかもしれませんが
落ち込む人っていますよね

 

一緒です

 

落ち込む前に
果たして自分に落ち込む権利があるのか自問してください

 

テニスの試合でも
仕事でも
日々の生活でも
何でもです

 

泣く権利などない
と思ったら歯を食いしばって我慢してください

 

泣いている暇など
落ち込んでいる暇などないんです

 

日々をしっかり全力で取り組んでいる人だけが、泣く権利を得るのです

 

でもね


逆説的になるのですが
日々の練習をとことん全力でやった人はね
試合で負けても泣かない
晴ればれしているんです


あぁーやりきったー!って・・
明日からまたやってやるぞー!って

 

面白いものです
泣く権利を得るくらい、しっかり取り組んでいる者は泣いたりしない


全力ですることなく、泣く権利も得られていない者が泣くんです

 

上手くいこうがいくまいが
全力で取り組めば最後は晴ればれするはずです

 

 

今日はこの言葉を送ります

アメリカのことわざ

 

 

あなたが生まれたとき、
あなたは泣いていて
周りの人達は笑っていたでしょう
だから、いつかあなたが死ぬとき、
あなたが笑っていて
周りの人たちが泣いている
そんな人生を送りなさい